2023 新人王

東日本Sフェザー級は無敗対決!全KO下村佳輝の破壊力VS山内雄輔の波状攻撃

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

こんにちは新人王トーナメントが大好きなボクシングブロガーのtorajiroです。

2023年度の東日本新人王トーナメントSフェザー級は出場選手も18名と多く、トーナメント開始時点では観戦した事のない選手が多かったので優勝予想は全くの未知数でした。

結果、決勝に残った2選手はそれぞれの持ち味を最大限に発揮して勝ち上がり只今無敗。

この階級は西軍代表争いもハイレベルで、全日本の決勝はかなり熱い試合になることが予想されます。

それでは決勝に残った三迫ジムの下村佳輝選手とRK蒲田ジム山内雄輔選手の特徴と決勝の展望を紹介します。

三迫ジム下村佳輝の武器は4勝4KOの破壊力

下村選手は引き分けた1戦を除く4試合全てKO勝利を収めているハードパンチャー。

ジャブでタイミングを測って〜

というタイプではなく、1R開始から獣のように対戦相手に襲い掛かる好戦的なファイターです。

甘いマスクに爽やかな笑顔、客席からも女性の声が多く聞こえてくる好青年ですが、、

torajiro

リングの上では野獣!!

三迫ジムにはリングの上で狂気を感じるというか、殺気漂うファイターが多く存在しますが、下村選手もゆくゆくは三迫ジムを代表する殺気高いファイターとなっていくでしょう。

基本スタイルはがっちりガードを固めて前進し、ボディから崩していくタイプですが、下村選手の注目すべき点は実は足も使える点。

先に好戦的なファイターと紹介しましたが、ガードを固めて前進一辺倒ではなく、時折ガードを解き、中間距離からワンツーで飛び込んで見せたり、相手が攻撃に出た際にバックステップで外したり、戦いの幅も広くて器用さも持ち合わせた選手。

前進一辺倒ではないからこそKOも多く生み出せているのでしょう。

ただ、試合中常に体全体から倒してやろうという殺気は漂いまくっています。

ああいう殺気はどうやったら生まれてくるものなのか??

興奮の試合に応援団も大盛り上がり。

(席立っていますが決着した後ですので全然OKです!)

RK蒲田ジム山内雄輔の波状攻撃

もう1人の決勝進出者、RK蒲田ジムの山内雄輔選手も5戦4勝(1KO)1分で無敗。

下村選手のような相手を薙ぎ倒すスタイルではないですが、山内選手もガード固くグイグイと前に出るファイター。

ファイターにありがちな自分の距離に入れず手数が出ないという場面もなく、柔らかい膝を活かしたダッキングから時には強引に飛び込んで波状攻撃を仕掛け、相手に休む間を与えない。

ガムシャラに手を出すタイプでもなく、無駄打ちはせず角度を変えて相手の隙を付いてくるのでタチが悪い。

パンチも1発1発振り回さず、7割程度の力でテンポ良く手を出す。

torajiro

この選手と試合したら疲れるだろうなぁ。

ボクサーというよりは総合格闘家のような動きで、パンチからテイクダウン取られて最終的に寝技でフィニッシュまで決められてしまいそうな休む間を与えてくれないボクシングをします。

バックボーンが気になる選手です。

東日本決勝の展望

両者ファイターなので決勝は間違いなく頭をつけての接近戦になるでしょう。

お互いガードも良いので判定までいく可能性も十分有り得ます。

判定までいけば山内選手が途切れない攻撃でポイントアウトするでしょう。

torajiro

しかし山内選手はストレートを打って体が流れる傾向も。

(右振った後の足が揃うシーンが怖い)

バランス崩れたところに下村選手の1発をもらってしまったら勝負あり。

下村選手サイドに立てば敢えて足を使い、山内選手に飛び込ませて隙が生まれるところを攻めるのも手でしょうか。

あとは実際打ち合って山内選手が下村選手の強打にどこまで耐えられるか。

西軍代表も強敵が控えるSフェザー級

Sフェザー級の西軍代表は誰が勝ち上がるにしてもアマチュアキャリアのある選手が出てきます。

最有力は中日本の新田晃生選手なんじゃないかなぁと予想しますが、西日本の小松直人選手もU-15,JCLで優勝しており、距離の取り方が上手いサウスポー。

誰が勝ち上がってきても西軍代表は高い壁。

これまでで最もハードな試合になることでしょう。

まとめ

2022年度のSフェザー級全日本新人王決定戦は大谷新星選手と岩本星弥選手による魂の削り合いになりました。

torajiro

声援禁止はどこにいったのかな?

という大歓声に後楽園ホールが包まれました。

敗れた岩本選手に西軍の応援団がものっ凄い熱量で「良かったぞ!!」と労っていたシーンが2022年度のハイライトでした。

2023年度も昨年と同じ盛り上がりが生まれそうな状況がジワジワと出来上がりつつあります。

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