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まるで漫才?東京ドームを盛り上げる井上尚弥とネリの絶妙な掛け合い

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

2024年5月6日の日本人ボクサーをメインとした初の東京ドームボクシング興行が近付いています。

試合を盛り上げるコンテンツの一つとして格闘技では煽り、舌戦が有効なツールの一つになっています。

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が、コアなボクシングファンはこの舌戦が割と嫌い。

「試合で盛り上げれば良い!!」

という意見も確かにありますが、ライト層の関心を高め、興行の話題性を上げていくにはこうしたパフォーマンスも必要な面はあると思います。

この難しいバランス関係の中を井上尚弥選手とルイス・ネリ選手が絶妙な掛け合いで試合に向けた機運を高めております。

ネリの挑発記事を井上尚弥選手がシェア

5月6日が近づくに連れて、日本のメディアもルイス・ネリ選手の井上尚弥選手に対する挑発的な発言を引用して敵対ムードを煽り始めています。

そしてこうした記事がネットに上がると井上尚弥選手もSNSで記事をシェア。

「ネリが舐めたこと言ってんな!」

「全然反省していない!!」

「尚弥さんやっちゃってくださいよ!!!」

井上尚弥選手が記事をシェアすることでこうした熱が湧き上がってきている空気を感じます。

しっかりリスペクトしつつ挑発は忘れないルイス・ネリ選手

日本のメディアが引用するルイス・ネリ選手の発言は挑発的なものばかりですが、元ネタとなった記事を読むとまたちょっと受ける印象は変わってきます。

例えば『悪童ネリに反省なし 日本での無期限停止処分「気にも留めなかった」「済んだことは済んだこと」』という記事で引用されたBOXING SCENEの元ネタとなった記事を原文で読むと、しっかり井上尚弥選手へのリスペクトは感じました。

日本語訳もそこまで悪意を持って意訳したという内容ではないのですが、原文で全体を通して読むと「井上尚弥選手は素晴らしいファイターだが、過大評価して名前負けしてはいけない。過去の失敗を気にしすぎてはいけない。」といったネリ選手の心情が伺えます。

  • 井上尚弥選手は確かに強い
  • 自分自身過去に失敗はあった

だがしかし、だからといって萎縮してはいけない。

自分は勝ちに行くんだ。

現実を直視しつつ、それを乗り越えて一泡吹かせてやるぞ!!

そんなネリ選手の気概を感じて好感を持ちました。

日本語記事をピュアに読んで怒りに駆られる人もいるかも知れませんが、メディアもエンタメとして盛り上げるために煽っているだけです。

ネリ選手もそこは分かって煽った発言はしていますが、同時に井上尚弥選手に対するリスペクトもしっかり持っています。

感情を昂らせて試合への熱を高めていくのは良いことですが、あくまでエンタメとしてやっていることですので必要以上に熱は上げず、ほどほどで楽しみめると良いですね。

必要以上に感情を出さず淡々とシェアする井上尚弥選手

日本のメディアがネリ選手の煽り発言を引用した記事を書き、尚弥選手がシェア。

これによって「ルイス・ネリ憎し!!」のファン心理が醸成されていますが、ここで尚弥選手自身は挑発に乗っかった発言は控えています。

日本のボクシングファンが舌戦を好まないということを重々理解し、

ファン心理を理解しつつ、

それでも一定程度は煽りに反応して試合に向けた機運を高める。

ファンの気持ちは理解しつつ、その中で試合を盛り上げようと自身の感情は抑えて話題にする。

常にファンが求める試合を提供し続けてきた井上尚弥選手だからこそできる気配りの効いた盛り上げ方だと言えるでしょう。

まとめ

かつて2018年にも対戦が噂されていた井上尚弥選手とルイス・ネリ選手。

山中慎介選手との再戦をネリが制したらバンタム級に上げた井上尚弥選手が挑戦する。

そんな青写真も描かれていた中で、ネリが体重超過という失態でこの試合は流れ、更にネリ選手は日本ボクシング界から追放される事態に。

ネリ選手の排除は大きなマネーを生むチャンスを逃したとガッカリしていましたが、まだまだネリ選手の賞味期限は切れていなかった。

東京ドームという大舞台で日本のボクシングファンにとって因縁のネリ選手が井上尚弥選手と対戦する。

近い未来に訪れるであろうこの光景を会場で拝めることに感謝しております。

(ちなみに私、5月6日が誕生日です。)

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