ゆたぼんボクシング

ゆたぼんボクシング①センスは?元プロボクサーが亀田式トレーニングから検証

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

Youtuberとして活躍中の「少年革命家」ゆたぼん君がボクシングに挑戦するそうですね。

様々な格闘家から絶賛されているゆたぼん君の格闘センスですが、果たしてそのホントのところはどうなのか、検証してみました。

亀田史郎氏のところでトレーニングを受けた際のYoutube動画から体力、精神力、運動神経、ボクシングセンスといったところを分析した上で、ボクサーとしてのゆたぼん君の可能性について私見を述べさせていただきます。

ゆたぼん君の体力

トレーニング動画を一通り見ましたが、率直に中1男子がやり切るには結構ハードなトレーニングをやらせるなぁと思いました。

世界のジャブという先っぽにグローブつけた棒を避けるトレーニングがあるのですが、ああいうトレーニングも見た目地味ですが実は下半身が結構疲れます。

パンチを避けるので動体視力を鍛えるトレーニングと思うかもしれませんが、それに加えて足の屈伸運動を素早く、しかも相手のペースに煽られながやるので下半身パンパンになります。

バーにぶら下がって1分耐えるトレーニングもありましたが、あれもあのトレーニング単体だったらやれるかもしれませんが、他のトレーニングもやっている中に入ってくるのでかなりしんどいと思います。

試しに我が子にやらせてみたところ、体重が軽いからか1分はまぁまぁやれていましたが、大人がやると、懸垂バーに1分ぶら下がり続けるのは厳しいかもしれません。体重もありますし。

ゆたぼん君は中学生で平均よりは小柄にしてもそこそこ体も大きいのでしんどかったと思います。

他にも色々なトレーニングをやった上で、最後にミット打ちをやって終わりと思ったら更にスパーリング。

僕はその昔、人生で初めてスパーリングやった時は30秒で経験した事のない疲労を感じましたが、ミット打ち連打をやった上でスパーリングでも動けていたので、ゆたぼん君は体力的にはかなりのレベルだと思います。

いくら気持ちが強くても体力がなければ体は動いてくれませんが、ゆたぼん君は最後まで体もちゃんと動いていたので、基礎体力は全く問題なし。むしろかなり高い方だと判断しました。

ゆたぼん君の精神力

初めてのトレーニング、それもかなりハードなトレーニングを笑顔でやり切っていましたね。

普通、しんどいトレーニングをすると段々と口数が減って、笑顔もなくなり、終始しんどい表情となってしまいますが、ゆたぼん君はしんどい中でも笑顔を絶やさず、ちゃんと番組用にしゃべりも続けていましたね。

しんどくってもつらい表情を見せずに冷静でいられるのは精神力の高さのあらわれです。

しんどい顔していた方が頑張っているように思われるかもしれませんが、そのしんどいトレーニングに対して苦しい表情を見せずにやってのける人の方が精神力は高いですし、本番にも強いです。

しんどい顔をしてしまう人は、試合本番でもそれが顔に出てしまい、表情と同様に精神もしんどいしんどいの一色でまともに思考出来なくなり、実力を発揮出来ません。

ゆたぼん君のようにしんどい中でも笑顔を見せることが出来、更に冷静にしゃべりも出来る人は本番に強いです。

追い込まれた場面での精神力に関しては文句なしで高いものを持っていると思います。ただ、継続力という点はまだ未知数ですね。本番に強い強靭な精神力を持っている一方で、日々の地道な練習に飽きてフッといなくなってしまうタイプの人もいますので。

追い込まれた場面には抜群に強いが継続力は未知数。というのが現状の評価です。

ゆたぼん君の運動神経

これは正直に申し上げて普通です。

スピードが特別ある訳ではありませんし、体を動かす時に腰が抜けているのでバランスも悪くパンチも手打ちです。腰が入っておらず、上体でパンチを打とうとするので体も流れています(出来なくて当然ではあるのですが)。

運動能力が高い子は、初めから腰の入ったパンチが打て、バランスもある程度良いので、そうした点を考慮すると運動神経に関しては非凡なものがあるとまでは言えず、普通レベルかなと思います。

ボクシングセンス

動画終盤のミット連打とスパーリングには目を見張るものがありました。

ミット連打では下がる相手を追いかけながら最後まで強いパンチを打ち込めていました。

長距離走るスタミナはあってもボクシングの動きになったらてんで動けない人もいます。

その点でゆたぼん君はただスタミナがあるだけではなく、ボクシングのスタミナがあります。

体の動きも柔らかく、脱力した状態でパンチを打てているので疲れても手数が出るのだと思います。

特に驚いたのが最後のスパーリングで、相手が寸止めにしているとはいえ、顔の前に飛んできたパンチに対して目を逸らさず、つぶらず、しっかりと相手を見ていました。

ボクシング経験のない人が対人練習をした場合、十中八九、目をつぶってしまいます。

意識しても条件反射的に目をつぶってしまうし、下を向いてしまいます。

プロでも目をつぶってしまうのはしょっちゅうです。

ボクシングモバイルより(パンチをもらっているのは九州の名物ボクサーのベジータ石川選手)

ゆたぼん君はあれだけしっかりと相手のパンチを見ていられるのは天性の素質があると思います。

ボクサーとしての可能性

素材としては現時点では超一級品とまでは言えませんが、気持ちが圧倒的に強く、体はしっかりしているので、亀田史郎さんのところでトレーニングを積めば間違いなくプロとしても活躍出来る存在になるでしょう。

現状は下半身を使えていないという課題がありますが、亀田史郎さんが指導した選手はみんな下半身がしっかりしているので、その欠点もすぐに克服できると思います。

何より大事なパンチを怖がらない、しんどい時でもそれに負けない強い気持ちを持っているので、トレーニングを継続できればボクシングに限らず格闘家として間違いなく成功するでしょう。

キャラ的にアンチファンも多いでしょうから、そうした要素も格闘技を盛り上げる上では必要になってきます。

ボクシングの世界にもこんなキャラがいてくれたら盛り上がるのになぁ。

こういう選手が一人いてくれると周囲の選手も刺激されるし、世間からも注目してもらえます。

将来は「Youtuberでありプロの格闘家であり青年実業家」そんなゆたぼん君の未来を想像しています。

そしてゆくゆくは日本の教育改革にも乗り出してくれるような存在になっていくのではないでしょうか。

ゆたぼん君!!ジリ貧のボクシング界を盛り上げてください!!頑張って!!

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