ゆたぼん君がホントにガチでボクシングトレーニングを始めました。
3ヶ月後に亀田興毅会長が開催する3150ファイトクラブでエキシビジョンマッチをすると言うのは今のところ本気のようです。素晴らしい!!
てっきり亀田史郎さんのところで特訓するのかと思っていましたが、練習先は沖縄の平仲ボクシングスクールジムでした。何故に平仲ジム?と思いましたが、よくよく考えてみればゆたぼん君は家族で沖縄に移住していたので当然と言えば当然ですね。亀田興毅さんと平仲会長もこの後紹介しますが全然関係ないようで縁がありますし。
ゆたぼん君の初日の練習の様子や、担当したトレーナーについて、現状の課題や将来性についてまとめて見ました。
亀田興毅さんと平仲会長の縁
亀田興毅さんは現役時代に沖縄合宿を度々行っており、その際に平仲会長の指導を受けた事もあったようです。ちなみに平仲明信(リングネームで本名は信明氏)は元WBA世界ジュニアウエルター級の世界チャンピオンで、相手をワンパンチで仕留めるハードパンチの持ち主でした。
最近でも3月にOKINAWAキッズ・ジュニアボクシングフェスティバルというキッズ・ジュニアボクサーの交流イベントで亀田さんと平仲会長は共演しており、長く関係は続いているようです。その縁もあってゆたぼん君は平仲ボクシングスクールジムでトレーニングをすることになったのでしょうね。
担当トレーナーについて
平仲ジムでゆたぼん君を担当することになったのはレイコーチ。
レイというのはあだ名かな?と思って調べてみたところ、本名はReymundo Parrenoさん。何とフィリピン人のトレーナーさんでした。アマチュア・プロでボクシング経験があり現在は家族で沖縄に住み、平仲ジムにて指導にあたられている方のようです。
出典:平仲ボクシングスクールジムスタッフ紹介より
https://www.boxer-hiranaka.com/staff
動画ではマスクをしていて優しそうな雰囲気でしたが、こうしてみると相当いかついですね。
メディアへの露出の多い方が指導するのかと思いましたが、こうした生粋のトレーナーが指導するというのは中々好感が持てますね。
練習内容
初日の動画で行っていたトレーニングを紹介します。
- 縄跳び3分✖︎2ラウンド
- 構え3分✖︎1ラウンド
- フットワーク前後左右とパンチ(ラウンド数不明)
- その場でワンツー(ミット含む)3分✖︎2ラウンド
- サンドバック3分✖︎3ラウンド
- ミット3分✖︎2ラウンド
- パンチングボール
- バイク
- 筋トレ(腹筋、背筋、腕立て)
トータルでおそらくジムワーク15ラウンドくらいとバイク、筋トレで1時間半くらいの練習メニューだったんじゃないかと思います。
ボクシングを始めて習う人がこなす標準的なメニューですが、始めてだと結構きついです。翌日は特に腕の筋肉痛がひどかったでしょうね。
メディア受けはしない地味なトレーニングですが、とても好感が持てました。動画の中で平仲会長が「いきなり階段を10個飛んでは上がることはできない」とゆたぼん君に伝えていましたが、正にその通りだと思います。
こうした地味なトレーニングを毎日続けながら、徐々に練習メニューを増やしていく事が強くなるための一番の近道です。毎日続けるためにはこれくらいのメニューから徐々に上げていく必要があります。
現状の課題
ゆたぼん君の現状の課題は初日なのでもちろんたくさんあります。取り敢えず課題として挙げますが、出来ていなくて当然です。逆に最初から出来ていたらどこかでそれなりに習っていたという事で、やらせじゃんとなります。全然やらせなしだというのが良く分かりました。
スタミナやや不足
亀田トレーニングの動画を見た時はスパーリングまでやっていてスタミナすごいなと驚きましたが、こうしてトレーニング動画で見たら普通でしたね。
このスタミナであれだけ動けたということは逆に凄いかもしれません。
本番に強い。気持ち120%タイプなんだと改めて感じました。
亀田史郎さんのところでのトレーニングの様子については以前以下の記事で紹介しています。
>>ゆたぼんのボクシングセンスは?元プロボクサーが亀田式トレーニングから検証
下半身が使えていない
これ大前提として最初から出来ている人はほぼいません。
その場のシャドーは綺麗にできていましたが、前後左右に動いたりサンドバックを叩くとスタンスが崩れたり前足が内側を向いたりしていましたね。
まだまだ初心者なので手先、足先で動こうとして、体幹・下半身の意識が出来ていないです。
足から動こうとすると前足が内側を向いてしまい、腰が流れ、ストレートを打っても重心が前にいかないので強いパンチが打てません。
手打ちでパンチが伸びていない
パンチを手で打っているので、寸止めみたいなパンチになっています。パンチを打ち抜けていません。
これも習い始めた人ほぼ全員が最初はこの状態です。
上達してくるともっと腕が伸びた状態でサンドバックやミットにナックルが当たるようになってきます。
ただ、完全な素人ですともっと手打ち感満載のパンチになります。構えも最初からある程度出来ていましたし、空手を習っていたことや、Youtube動画で格闘家とコラボしたことで、完全な素人よりは一歩先に進んだ状態からのスタートになっているのかなと思います。
筋力不足
練習のラストで筋トレをしていましたが、腹筋も腕立てもまだまだ全然でしたね。
中学1年生くらいってこんなものでしたっけ。逆にここからの成長が楽しみです。
エキシビジョンが開催されるのは3ヶ月後で、3ヶ月ではそこまで大きくは変わらないかもしれませんが。
ゆたぼん君の将来性
長々と課題を書いてしまってごめんなさい。何度も言いますが現段階では出来ていないのが当然です。
その中でも、膝の動きは柔らかかったですし、空手等の経験も少しあるからでしょうが、構えもとても綺麗でした。体も丈夫そうで厳しいトレーニングも乗り越えていける体だと思います。
追い込まれた状態での精神力の強さは亀田史郎さんとの練習動画で十分証明出来ていますので、次はコツコツ継続出来る精神力の強さを見せて欲しいです。
まとめ
これからゆたぼん君は平仲ボクシングスクールジムでレイコーチの指導の下、コツコツと練習を続けることになるのでしょうが、まだまだ基礎体力がないので3ヶ月後に大化けしているとは考えられません。
他のスポーツで一流の実績がある大人でしたら、3ヶ月で驚くほどの変化を遂げる事もありますが、まだまだ体の出来ていない少年ですので、もう少し長い目で見る必要があると思います。
3ヶ月後のエキシビジョンは勿論楽しみですし応援しますが、出来ればその先もう少し長くトレーニングを続けて欲しいと願っています。
やらせなしの本格的に地味なトレーニングを一生懸命こなしているゆたぼん君にちょっと感動しました。挨拶も元気があって良いですね。あんな元気に挨拶出来る子を目にする機会は中々ないです。