本記事では2025年ボクシング東日本新人王ライト級の注目選手の紹介とトーナメントの動向を追いかけて行きます。
2024年の東日本新人王ライト級は182cmと日本人離れした体格のスタイリッシュなファイター本多俊介選手が優勝。
際どい試合もあったものの下馬評通りの結果を出しました。
2025年は果たして誰が抜け出すか!?
優勝候補の一角藤森天太がまさかの敗退!脅威の17歳出畑力太郎
2024年のトーナメントを制した本多俊介選手に2対0の判定まで肉薄した藤森天太選手。
180cmの長身に加えて全身の圧力はまるでプロレスラーのジャンボ鶴田氏のよう。

このサイズ感はそうそう攻略出来ない。
、、、のはずがトーナメント初戦でまさかの2R TKOで敗北。
藤森選手を攻略したのは脅威の17歳、マナベジムの出畑力太郎選手。

空手のバックボーンを持つ出畑選手最大の武器は相打ちのカウンターを狙うハートの強さ!!
倒し屋の素質十分です。
まだまだ荒さはあるが、カウンターの連続でかつてトーナメントを盛り上げた元日本ライト級王者土屋修平氏を彷彿とさせるカウンターパンチャーが現れた。
果たして土屋氏のように人生もボクシングも常にハラハラするような生き様の選手になるのかどうか。
派手に倒してもケロッとした顔の出畑選手はこの先どこまで躍進するのか注目です。
進化した井上尚弥幼馴染みの山口星矢

井上尚弥選手の幼馴染みとして話題になった元Jリーガーの山口星矢選手。
デビュー2戦目は危ないパンチを被弾する場面も多かったが、一戦毎に見違えるようにボクシングが良くなり4戦3勝(2KO)1敗でトーナメントに再登場。
昨年は優勝した本多選手に敗れたがダウンを奪う見せ場も作っていた。
ハードパンチャーな印象はないがコンパクトに急所を打ち抜くタイプの好選手。
会場で観戦していてもパンチがあるようには感じないのですが、スコンとコンパクトにとらえてひっくり返していました。
このままの成長曲線でどこまで伸びていくか??
4回戦ボクサーの成長を見ていると大橋ジムは各選手相当練習していることが伝わってきます。
マタドールが送り出したファイター中野凌太

神奈川渥美ジムのファイター中野凌太選手はディフェンスが非常に良くて穴がない。
神奈川渥美ジムといえばかつてポンサクレックやムニョスといった絶対王者に挑んだマタドール本田秀伸氏が会長を務めるジム。
中野選手のファイトスタイルは真逆だがディフェンス能力は本田氏同様非常に高い。
インターバル中も会長のアドバイスを熱心に聞き、真面目さと情熱が伝わってくる選手です。
穴がなく体も強く、息の長い選手になっていくと予想します。
情熱の宿ったいい目をしています。
台湾出身35歳リュー・チャーウェイのねじ込むフック

渡嘉敷ジムのリュー・チャーウェイ選手は35歳のオールドルーキー。
腰を落として中に入り左右フックをねじ込むパンチャーです。
振り回すなぁ、、という印象でハマれば強いが当たらなければフルマーク負けもありそうと思っていたものの現在4戦3勝(3KO)1分で無敗。
思った以上のパンチ力なのかもしれない。
ブンブンブンブンブンと振る左右フックはねじ込むように放たれていく。
リング上での気合の入った表情も注目。
おまけ:新人王決勝はU-NEXTで!!
以上、東日本新人王トーナメントライト級の見どころ紹介でした。
新人王トーナメントは東の決勝、西軍代表決定戦、全日本新人王決定戦がU-NEXTで配信されます。
会場のお近くの方は是非ボクシングチケットドットコムを利用して選手からチケット購入しての現地観戦をお楽しみいただきたいですが、難しい方はU-NEXTでも視聴可能です。

U-NEXTでは新人王から日本タイトル、そして世界へと、頂点まで繋がる道を網羅してくれる、ボクシングファンにとっては有り難い配信サービスとなっております。
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