本記事では2025年ボクシング東日本新人王ミドル級の注目選手の紹介とトーナメントの動向を追いかけて行きます。
毎年個性豊かな選手が揃う東日本新人王トーナメントミドル級。
2024年は竹原テレビのしゅんくんや伊吹吾郎さんの孫、伊吹遼平選手らが登場した大会で角海老宝石ジムの吉野健二選手が優勝。
2025年も前年以上に個性豊かな選手が揃いトーナメントは盛り上がりを見せています。
佐々木尽弟、佐々木革のポテンシャル

兄の佐々木尽選手がウェルター級の世界に挑んだことが記憶に新しいですが、弟の佐々木革選手はミドル級でデビューし3連勝中。
兄譲りの攻撃力に加えてディフェンスも良くて安定感がある。
プロデビュー前からJCLの試合で後楽園ホールのリングに上がっていたからか、兄とは違う冷静さがあります。
現在20歳でミドル級の体に仕上がってくるまでにはもう少し時間はかかりそうですが、優勝の可能性は十分あります。
仮にこのトーナメントが終わってもいきなりランカーと戦うよりはじっくりとキャリアを積み重ねてもらいたい選手です。
赤井英五郎選手やしゅんくん、伊吹選手ら個性豊かな選手はたくさんいるので、そうした選手と戦いながら焦らずミドル級ファイターとしての成長を願う選手です。
期待されたポーランドの刺客パヴェウ・ナツキは棄権
ワタナベジムのパヴェウ・ナツキ選手はブレイキングダウンでポーランドの刺客として注目を集めた選手。
ブレイキングダウンで7戦?してプロボクサーに転向。
デビュー戦の相手をSNSで募集し、名乗りをあげた佐々木革選手と対戦しましたが4R TKO負け。
ジャブから右につなげて積極的に攻めましたが、徐々に体が丸くなる場面が増え、スタミナもかなり消耗していた。
体は大きくて身体能力は高いのでもう少し時間をかけてボクシングの基礎を叩き込めば面白い存在になっていくでしょう。
伊吹遼平は敗退も確かな成長を感じる

「水戸黄門」格さん役伊吹吾郎の孫、伊吹遼平選手は3度目の新人王トーナメントエントリーも初戦敗退。
毎試合会場に駆けつける伊吹吾郎氏の前で勝利を見せることは出来ませんでした。
戦績は7戦3勝(2KO)4敗(2KO)となりましたが、負けた試合も内容は間違いなく良くなっています。
デビュー当初はよーいドンで追いかけて殴る殴るの一辺倒でしたが、今は駆け引きしながら戦えるようになっている。
元々の体はしっかり出来上がったものがあるのでここにボクシングの技術がもう少し上乗せされれば大きな進化が期待されます。
キャリア初期の敗戦と今回の敗戦は内容でみると大きく違います。
軍人ボクサージュディ・クレッグのテクニック
今大会ミドル級のダークホースはリングサイドジムの軍人ボクサージュディ・クレッグ選手。
アメリカでアマチュアボクシングの経験が多少あり。
米軍横田基地配属がきっかけで同じく軍人ボクサーだったリック吉村氏のリングサイドジムへ。
189cmの長身から繰り出されるジャブと左右アッパーが武器。
まだプロ1戦なので未知数な面もありますが、デビュー戦で伊吹遼平選手に勝利は凄い。
リック吉村氏のような技巧派ボクサーになることが出来るでしょうか!?
おまけ:新人王決勝はU-NEXTで!!
以上、東日本新人王トーナメントミドル級の見どころ紹介でした。
新人王トーナメントは東の決勝、西軍代表決定戦、全日本新人王決定戦がU-NEXTで配信されます。
会場のお近くの方は是非ボクシングチケットドットコムを利用して選手からチケット購入しての現地観戦をお楽しみいただきたいですが、難しい方はU-NEXTでも視聴可能です。
U-NEXTでは新人王から日本タイトル、そして世界へと、頂点まで繋がる道を網羅してくれる、ボクシングファンにとっては有り難い配信サービスとなっております。
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