2024年東日本新人王トーナメントミニマム級はエンドレスファイター杉浦義選手が無尽蔵のスタミナと頑丈な体の持ち味を最大限に発揮して制覇。
毎年ミニマム級は少数精鋭で有望な選手が次々と出てきますが2025年も大豊作です。
この記事では2025東日本新人王ミニマム級の注目選手を紹介しつつ決勝までの試合結果を更新していく予定です。
東日本新人王ミニマム級注目選手紹介
圧倒的暴君京屋勇気が再登場

2024年のトーナメントを制した杉浦義選手をバチバチのどつき合いで最も苦しめた京屋勇気選手が再登場。
デビュー当初はやや手数の少なさを感じたものの、急速度で進化を続けて鋼の肉体がどんどんとボクシングに適応してきている。
torajiro的にはこの京屋選手が2025年のミニマム級では最も注目している選手です。
破壊力に加え杉浦選手相手にスタミナ切れを起こすことなくあれだけ打ち合えたスタミナがあれば会場が盛り上がる試合を繰り広げて優勝をかっさらうのではなかろうか。
イケメンプリンス山中蒼偉は爪痕を残せるか!?
熊谷コサカジムのイケメンボクサー山中蒼偉選手がトーナメント初出場。
ボクサーとは思えぬ爽やかな笑顔。
初戦から3戦して2勝している谷津陽之選手が相手、勝ち上がってのその次には京屋選手が控えている厳しいロードが待っています。
このトーナメントでプロ初勝利を手にすることは出来るでしょうか??
リーチを活かして中間距離でいかに戦うか。
角海老の関純輝・優多兄弟が勝ち上がったら決勝はどうなる??
アマチュアキャリアを持つ角海老宝石ジムの関純輝・優多兄弟が揃ってミニマム級に登場。
先にプロデビューを果たしている弟の関優多選手はプロで2戦2勝。
デビュー戦を会場で観戦しましたが非常に上手かった。
馬力のある選手が相手になるとどうだろうか??

兄の関純輝選手はプロデビュー前ですがアマチュアで29戦15勝(1KO・RSC)14敗という新人王トーナメント出場選手の中では際立つアマチュアキャリアを持つ。
両者は勝ち上がると決勝でぶつかることになる。
さて、お互い勝ち上がったらどうなるのでしょう??
スピードと気持ちの強さが光る浅井レイト

プロデビューから3連勝で向かえた遠藤龍匠戦で初黒星を喫した浅井レイト選手も2024年に続き2025年もトーナメントに登場。
スピーディーで好戦的でプロとしての華を感じるサウスポー。
K-1からボクシングに転向した浅井選手については以下の記事で詳しく。
良記事です↓
>>「オレの指はいつになったら生えてくるの?」指の欠損で拳が握れないプロボクサー浅井麗斗の格闘技人生。K-1からボクシング転向後、連戦連勝“ブレイク前夜の覚悟”
JBスポーツから橋本悠選手が参戦

地獄の練習でスタミナお化け軍団JBスポーツジムから橋本悠選手が登場。
デビューから2戦2勝2KO。
前でパンチを受けながら脇を締めたコンパクトなパンチをコツコツと当てていく選手。
見ているとそこまでパンチがある打ち方をしているようには見えないが、着実にダメージを与えて後半になってもどんどんとペースアップしていくこれぞJBスポーツという相手が嫌がるボクシングをする。
大好きなJBスポーツジムの選手なので頑張って欲しい。
2022年全日本新人王決定戦での岩本星弥選手の熱狂は凄かった。
JCLを経てプロデビューの大畑連汰
JCLで11戦8勝3敗の好戦績を残してプロデビューした大畑選手。
デビュー戦はプロで9戦していた岩井祥來選手に判定勝利。
トーナメントは初戦で関優多選手と激突。
165cmと長身からのジャブは魅力的な一方、やや右を合わされやすそうな打ち方でもある。
強敵関優多選手との試合でどんなボクシングを見せてくれるか。
山中蒼偉・橋本悠は敗退
プリンス山中蒼偉選手は厚木ワタナベジムの谷津陽之選手に4R TKOにて敗北。
ボクシングは上手いが体の当たりで少し負けている。今後はフィジカルアップが課題か。
橋本悠選手は八王子中屋ジムの本田優貴選手の距離にやられ、捕まえる前に負傷判定で敗北。
関優多 VS 大畑連汰は上下に打ち分け関優多選手が完封

注目の若手対決。
総合力では関優多選手が上回るが、体の大きな大畑選手がスピードに乗ってジャブから右を打ち下ろして一気にペースを持っていくかもしれないと予想していた一戦。
関選手は身長・リーチで勝る相手に対して丁寧に左ボディジャブからリズムを作り左フックを好打。
右もいきなり上は狙わずしっかりと下を見せ、ボディを意識させながらここぞというところで右クロスをジャストミート。
大畑選手も手数で強引に攻めて流れを引き寄せようとするが関選手はガードも良くて崩すことが出来ず。
盤石の勝利となりましたが、浅井レイト選手のような出入りのスピードが速い選手や、暴君京屋勇気選手の強靭なフィジカルに裏打ちされた攻撃に直面した時に果たしてどうか。
ベールを脱いだ関純輝がスピードに乗ったパフォーマンスを披露
関兄弟の兄関純輝選手のデビュー戦は圧巻の内容で大久保るきあ選手にフルマークの判定勝利。
デビュー戦であることと、大久保選手の長身とでやや距離をアジャストさせることに苦労し、本人的には納得の行く内容ではなかったかも知れない。
ただ持っている能力の高さはこの試合で明らかになりました。
スピード、踏み込みの速さは浅井レイト選手に匹敵する。
関純輝選手のボクシングで特筆すべきは打ち終わりの動き。
常に打ち終わりに動いて面白いようにダッキングでパンチを外していく。
運動量も多く後半の失速が心配されましたがフルラウンド動きが落ちることもなく、アマ29戦の実力をしっかりと証明しました。
東日本準決勝は関兄弟が暴君京屋・スピードスター浅井レイトと対決
東日本新人王ミニマム級の準決勝は全階級で最も役者の揃った漫画的展開になってきた。
関兄弟の兄、関純輝選手は京屋勇気選手と対決。
デビュー戦で実力を証明した関純輝選手ですが、叩き上げの京屋勇気選手は1戦ごとの成長が著しく、トーナメント初戦も1RTKO勝利。
暴力的ボクシングでインパクトを残した京屋選手は技術面でも日進月歩の進化を続けている。
関純輝のボクシングキャリアを京屋勇気が凌駕するか!?
関兄弟の弟、関優多選手は浅井レイト選手と対決。
関優多選手はクレバーでボクシングIQの高さが際立つもののフィジカル的には目立ったものがない。
一方の浅井選手はボクシングキャリアでは関優多選手に劣るものの、突き抜けたスピードがある。
ノーモーションで飛んでくる左、踏み込みの鋭さに関優多選手が対応しきれるかどうか。
ボクシングレベルの高い関兄弟にパワーの京屋、スピードの浅井が挑む構図としては最高に面白い展開になっています。
まとめ:新人王決勝はU-NEXTで配信
新人王トーナメントは東の決勝も全日本決定戦もU-NEXTが配信してくれます。
新人王から日本タイトル、そして世界戦まで配信するようになった無敵艦隊U-NEXT。
ここで配信が盤石になってくれれば選手の活躍の場も増え、入ってくるマネーも増えていくでしょう。
ボクシングきっかけで加入者が増えていけばU-NEXTもどんどんボクシングに投資してくれるようになるはず。
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