2023年の東日本新人王Sフェザー級は三迫ジムの下村佳輝選手がライオンのような獰猛なファイトでバッタバッタを対戦相手をなぎ倒して優勝。
甘いマスクに野生的なファイトで女性の声援も大きかった下村選手。
果たして2024年のSフェザー級には下村選手以上の生物的な強さを見せつける選手は出てくるでしょうか。
2階級アップの闘うサンシャイン池崎創哉
2023年の新人王トーナメントはSバンタム級でエントリーしていたサウスポーの池崎選手。
Sバンタム級時代は縦にも横にもデカく、階級離れした体格は反則レベル。
昨年のトーナメントSバンタム級はこの池崎選手を優勝候補と予想していましたが、角海老宝石ジムのサウスポーキラー鳥居士恩選手に逆転TKO負け。
池崎選手の武器はサウスポースタイルから繰り出される強打。
デビューから5戦、全ての試合でダウンを奪っている強打は魅力的です。
ただ、Sフェザー級に上げた初戦はダウンを奪うも判定決着。
Sバンタム級時代のような圧倒的なデカさは感じず。
サイズ面での優位性が無くなり、Sバンタム級時代のようなインパクトは無くなりました。
その分スピードや回転力で魅せていくことになるのかもしれませんが、今のところSフェザー級でどこまでやれるかは未知数。
勝っても負けてもオールKO荻原一輝
萩原選手の戦績は5戦3勝(3KO)2敗(2KO)。
勝ち負け全てがKOで、5戦トータルで戦ったラウンド数は僅かに9R。
倒すか倒されるか、会場観戦の際にはこうした選手がいると会場がとても盛り上がります。
打ち合いで雑になるところはあるけれどもしっかりボクシングが出来る選手です。
次戦はハードパンチャーの池崎選手と対戦します。
KO決着以外あり得ない組み合わせは期待大!!
池崎選手も決して打たれ強くはないように見えるので面白いことになるかもしれません。
ガールハント橋爪翼の安定感
ボクシングモバイルの選手紹介によると趣味はガールハント!!
遊んでくれる女性を探し求めることが趣味の35歳!?
このインパクトはなかなかのもの。
戦績は2勝1敗ですが、この1敗はどちらが勝ったか分からない微妙な展開でした。
(どちらかと言えば橋爪選手が勝ったように見えましたが。)
趣味がガールハントなだけにグイグイ出てくるようにも見えますが、意外とボクシングは落ち着いた選手。
女性を落とすにはクレバーさが必要ということなのでしょう。
ガールハントで鍛え上げられたクレバーに自分の土俵に持っていく戦術に注目!
インハイ準優勝梶野翔太は苦戦が続く
東日本Sフェザー級の優勝候補として推すのはインターハイ準優勝の実績を持つ梶野翔太選手。
アマチュアキャリアもあり体もしっかりした選手。
高校アマからプロになって体負けするタイプのボクサーではない。
が、デビューから2戦連続で苦戦を強いられています。
デビュー戦はドロー。
2戦目も2対1の判定で辛くも勝利。
2戦とも相手がサウスポーで距離が遠すぎたり近すぎたりとやりづらそうに見えました。
次戦はオーソドックスの柿原健太選手なので自分らしいボクシングが出来るのではないでしょうか。
能力的にはもっともっとやれる選手のはずです。
決勝に池崎選手が上がってきた場合はサウスポー。
相性的にどうかなぁとは思いますが総合力では梶野選手が若干上回るのではないかと予想します。
準決勝で池崎創哉は棄権、梶野翔太は初KO勝利
9/19の東日本新人王トーナメント準決勝Sフェザーは池崎創哉選手が棄権により小野寺雅宗が決勝へ。
小野寺選手は2戦連続対戦相手が棄権。
腕力に頼った感のあるパンチですが、それでも2戦2勝2KO。
ナチュラルにパンチのある選手なのだと思います。
まだ重心が前に行って足が若干浮き気味なのでそこが修正されればもっと良い選手になりそう。
9/20の準決勝は優勝候補と予想している梶野翔太選手と岩上和樹選手が対戦。
過去2戦はサウスポー相手にやりたいボクシングが出来ていないように見えた梶野選手。
この日はリズムに乗ってテンポ良くジャブを上下に散らして右につなげる。
岩上選手もソリッドなパンチを持っているが、梶野選手はバックステップを上手く使い被弾を回避。
完全にペースを掴んだ梶野選手は2Rに腰を落としての右フックでダウンを先取。
立ち上がった岩上選手に打ち合いの中でダメージを与え、ラストは右クロスでフィニッシュ。
決勝は再びサウスポーが相手になりますが、プロのリングにも慣れたでしょうし、良いパフォーマンスを発揮するものと思われます。