本記事では2025年ボクシング東日本新人王ウェルター級の注目選手の紹介とトーナメントの動向を追いかけて行きます。
2024年の東日本新人王ウェルター級は14名がエントリーする大混戦の中、下馬評を覆して福永啄巳選手が優勝しました。
2025年は7名とエントリー数は少ないが、3年振りに石井竜虎選手が帰ってきました。
進化して帰ってきた石井竜虎

デビュー前にYouTube企画でRISE王者の白鳥大珠選手からスパーリングでダウンを奪い話題になった石井竜虎選手。
プロデビュー後も自慢の強打で2022年の新人王トーナメントを勝ち上がりましたが、東の決勝でスコーピオン金太郎選手に左を突き刺され、最後は右フックでKO負け。
この敗戦後リングから遠ざかった石井竜虎選手でしたが、2年後の2024年11月に復帰すると自慢の強打に頼らず足を使い振り回さないボクシングを披露。
石井選手の強打なら振り回さなくても当たれば倒せる。
6,7割の力でタイミングを意識して戦えば敵はいないでしょう。
ちゃちゃっと優勝してランキングに入りウェルター級戦線をかき回してもらいましょう。
気は早すぎるかもしれませんが、佐々木尽VS石井竜虎なんて好カードが実現する時がくるかも。
それくらいの期待をしてしまう選手です。
四回戦物語の佐藤賢治が登場
13戦3勝(3KO)9敗(7KO)1分と大幅に負け越しているボクサー佐藤賢治選手がトーナメントに登場。
ジリジリと距離を詰めてジャブからオーバーハンドの右を振るスタイルで、勝利した試合は全てKOだが動きを読まれてしまうと厳しいタイプ。
佐藤選手と言えばボクシングビートの連載『四回戦物語』。
佐藤選手のエピソードは涙なくして読めませんでした。
こういう不器用な人間がボクシングと出会って変わっていくこともあるんです。
『四回戦物語』是非読んでいただきたいです。
元気いっぱい!ネパール人ボクサーカドカ・ダルシャン

テンポの良い倒し屋が多いRK蒲田ジムからまた一人元気なボクサーが出てきました。
ネパール人ボクサーカドカ・ダルシャン選手はなんと17歳。
気合の入った表情で小刻みに跳ねながらテンポ良くパンチを打ち込む攻撃的なスタイル。
テンポ良く攻めたて、チャンスと見るや一気にまとめにかかる元気いっぱいのボクシングは見ていて気持ちが良い。
思い切りの良い選手が多いのはRK蒲田ジムの特徴ですね。
まだまだこれからの選手ですが東の決勝までは上がってくると予想します。
おまけ:新人王決勝はU-NEXTで!!
以上、東日本新人王トーナメントウェルター級の見どころ紹介でした。
新人王トーナメントは東の決勝、西軍代表決定戦、全日本新人王決定戦がU-NEXTで配信されます。
会場のお近くの方は是非ボクシングチケットドットコムを利用して選手からチケット購入しての現地観戦をお楽しみいただきたいですが、難しい方はU-NEXTでも視聴可能です。
U-NEXTでは新人王から日本タイトル、そして世界へと、頂点まで繋がる道を網羅してくれる、ボクシングファンにとっては有り難い配信サービスとなっております。
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