こんにちはボクシングブロガーのtorajiroです。
3150FIGHTが3150FIGHT SURVIVAL vol.9で遂に名古屋にも上陸。
プロモートする力石政法選手の地元とあってマッチメイクも気合いの入ったもの。
試合の見どころについては公式サイトが各選手の特徴含め簡潔にまとめているのでまずはそちらをご確認ください。
(公式サイトどんどん良くなっています!)
その上でこの記事では公式サイトでは書ききれないであろう各試合の注目ポイントを紹介していきます。
1試合目からKO決着の期待が高いハイテンポな興行に期待しましょう。
68.0kg契約6回戦 上村健太(緑) VS 佐々木る玖(KWORLD3)
ここに注目:アディオスピンチ!?上村健太の高いダウン奪取率
2023年度新人王トーナメント初戦で御荘政弘選手に敗れたアディオス。
打ち気を削がれのらりくらりとポイントを奪われた煮え切らない結果に。
しかしその後の再起戦は2022年度西日本新人王トーナメント決勝で引き分け敗者扱いとなった大島光容選手を倒してリベンジに成功。
勢いに乗って挑むのは緑ジムの上村健太選手。
しかしこの選手がこれまた強い。
強靭な下半身から繰り出す強打で7戦5勝(3KO)1敗1分。
5勝している全ての試合で対戦相手からダウンを奪っています。
直近の試合では輪島功一さんの孫、磯谷大心選手からダウンを奪って勝利しています。
予想としてはアディオス不利、、
なので開き直って思い切り攻め込んで欲しい。
亀田史郎さんも復帰したし、最近忘れられてきている3150ファイトクラブ生の存在を示して欲しい。
Sライト級6回戦 英豪(緑) VS 三好竜太(KWORLD3)
ここに注目:中日本の期待!英豪の実力が試される!
アマチュア51戦36勝15敗のキャリアを持つ緑ジム期待のホープ英豪選手が3150FIGHTのリングに登場。
今後3150FIGHTの常連ボクサーになるかどうか!?
三好竜太選手はプロでのキャリアは9戦5勝(4KO)3敗(2KO)1分と英豪選手を大きく上回る。
勝ち越していてKO率も高い三好選手との対戦は英豪選手の自力が試される試合となるでしょう。
英豪選手はプロテスト時の力石選手とのスパーリングではオフェンス能力の高さを見せました。
危ない被弾もありましたが、それはまぁ、相手が力石選手なので。。
攻撃力の高い選手同士の対戦なのでKO決着の期待が高い一戦です。
Sフライ級8回戦 エスネスドミンゴ (比) VS 岩﨑圭祐(オール)
ここに注目:あの絶望の外来種が再び!!
3150FIGHTのリングで際どい判定での黒星が続く火消しボクサー岩﨑圭祐選手。
私的に岩﨑選手はカジサックさんと少し似ていると紹介したことも。
連敗中の岩﨑選手が対戦するエスネスドミンゴ選手は現日本フライ級チャンピオン飯村樹輝弥選手、上位ランカークラスの実力を持つ富岡浩介選手を連続KOで仕留めているハードパンチャー。
dTVで配信されたフェニックスバトルでは「絶望の外来種」というキャッチコピーで紹介されていた選手です。
配信媒体が違うのでこのネーミングは残念ながら取り上げられないでしょうが、個人的には結構ツボでした。
トンデモないネーミングをいただいたエスネスドミンゴ選手ですが、その強打は本物。
飯村戦は会場で観戦していましたが、パンチの音が違いましたね。
会場の観客も「これはやべー」とどよめいていました。
かなり危険な相手ですが、エスネスドミンゴ選手はLフライ、フライ級を主戦場としてきた選手。
Sフライ級となるとサイズ面で岩﨑選手が優位に試合を進める展開も予想されます。
在来種の日本人ボクサーはフィリピンからの外来種に捕食されずサバイブ出来るか!?
Sフェザー級8回戦 中川抹茶(S根本) VS 伊集院嵐(KWORLD3)
ここに注目:ボクシング界の中川家、麦茶抹茶の抹茶が遂に3150FIGHTに!
3150FIGHTですっかりお馴染みとなった破天荒ボクサー中川麦茶選手。
その麦茶選手の弟で、今年3年振りに復帰した中川抹茶選手。
3150FIGHTは試合ドキュメンタリーの中で早くからスパイダー根本ジムのセコンドに立つ中川抹茶選手にもショートインタビューをしていました。
時折映る中川抹茶選手を見て「復帰はないのかなぁ」と思っていた者としてはリングに帰ってきてくれたのは嬉しい。
対するはSFマキジムから本格的にKWORLD3ジムに移籍した伊集院嵐選手。
3150FIGHTにはvol.0から参戦している3150FIGHTと共に成長してきた選手です。
実績的には元ランカーの抹茶選手ですが、元々の抹茶選手の主戦場はバンタム、Sバンタム。
過去の2敗は千葉開、高橋竜平のフィジカルが強い選手の圧力に押された感がありました。
という要素を考慮すると伊集院選手が圧力かけて勝利する可能性も十分有り得ます。
ライト級8回戦 イアンサンパン(比) VS 竹嶋宏心(KWORLD3)
ここに注目:竹嶋は強打者相手に覚醒なるか!?
上手いんだけどどこか突き抜けない竹嶋選手。
このままでも良いのかもしれないが、あともう一歩、半歩で覚醒しそうな可能性も個人的には感じております。
今回対戦するイアンサンパン選手は8戦全勝(7KO)のヤバい戦績を持つフィリピーノ。
試合動画を見ましたが1発もらうと危ない。
竹嶋選手は相当危ない相手と試合をします。
強打を前にした竹嶋選手が果たしてどんなボクシングを見せるのか!?
OPBF.Sフライ級タイトルマッチ12回戦 KJカタラジャ(比) VS ジェイアールラクィネル(比)
ここに注目:KO必至の1戦!!勝者が次に対戦する相手は!?
日本のリングでフィリピン人ボクサー同士が試合をするという珍しいカード。
現地観戦の場合はメイン前の休憩タイムと位置付ける方も多いかも。
しかしですね、この両者のKO率が半端ない。
- 無敗のカタラジャが16勝13KO
- 日本人キラーのラクィネルが15勝12KO
人ってそんな簡単に倒れるものではないです。
しかもSフライ級という軽量級の体でこのKO率は異次元。
この試合の勝者が今後誰と絡むのか!?
- 名古屋での興行
- 階級はSフライ級
「名古屋でSフライ級」ということはまさか??
流石に田中恒成選手は無いとは思いますが、そんな先々のストーリーを想像したくなるのも3150FIGHTの魅力ですね。
132P契約10回戦 力石政法(緑) VS カルロスフローレス(メキシコ)
ここに注目:力石政法が久々の地元で世界前哨戦
3150FIGHTが誕生して以降国内では誰も止められない高みへと駆け上がった力石選手。
(尾川選手との対戦は100%ないはずなのでそこは抜きとして。)
ここまでの成長を誰が予想出来たか??
かつては本人のモチベーションを満たすマッチメイクが出来ない中で腐りかけているように見えた力石選手が今はこうして輝いている。
それだけでも十分3150FIGHTが誕生したことに意義はある。
そう思えるほどに今の力石選手は充実しており、このレベルで負ける要素はない。
この試合も圧倒的な勝ち方をして名古屋のファンの心を満たしてくれることでしょう。
あとはこのマッチメイクが難しい階級で世界挑戦のチャンスを3150FIGHTが掴めるかどうか!?
出来れば充実している今、世界のチャンスが来て欲しい。
今回対戦するカルロスフローレス選手は24戦23勝(13KO)1敗と戦績は良いですが、怖さは感じない選手。
力石選手が順当に勝利を収めるでしょう。
まとめ
3150FIGHT SURVIVAL vol.9はKO決着が増えそうなマッチメイクとなりました。
3150FIGHTは派手な演出が魅力的な一方、時間調整等で試合が間延びしてしまう課題も。
しかし今回のSURVIVAL vol.9は試合のテンポもきっと早いだろうと予想します。
亀田ファウンダーは常に過去の反省を生かしながら興行を成長させてきましたし、SURVIVALは3150FIGHTと比べると演出も抑え目なので元々テンポも悪く無いです。
会場での観戦が叶う方は是非会場に足を運んでみてください。
3150FIGHT SURVIVAL vol.9チケット情報
関東在住の僕はABEMAで楽しみたいと思います。