3150FIGHT ボクシングニュース

3150ファイトクラブメンバー試合結果まとめと注目の選手

3150

こんにちは元プロボクサーのブロガーtorajiroです。

コロナ禍にプロボクサーが大量に引退し、一時ボクシング界は危機的な状況に陥っていました。

>>プロボクサー数調査 過去15年の日本人選手の減少数に驚愕!!

そんな危機的だったボクシング界に光を照らした出来事の一つが亀田興毅氏がファウンダーとなって立ち上げた3150FIGHT。

3150FIGHT誕生のきっかけは亀田史郎氏のYoutubeチャンネルでの選手育成オーディション番組3150ファイトクラブ。

3150ファイトクラブを視聴していた時はまさかあそこからこんなお化け興行が出来上がるとは想像もつきませんでした。

3150FIGHTは既にボクシング界を代表する興行の一つとなりましたが、ここから更なるドラマが誕生していく事は間違いなし!!

torajiro

この記事では以下に分けて3150FIGHTで活躍する選手達の最新情報を紹介していきます。

  • 3150ファイトクラブからプロになった選手
  • KWORLD3ジム所属選手
  • 3150FIGHTがプロモートする選手
  • 3150FIGHTに出場して注目を集めた選手

もくじ

3150ファイトクラブでプロになったメンバーの試合結果

3150ファイトクラブでプロデビューした選手達の現在(2023年1月)の戦績は、

23勝5敗3分

当初は思った程勝てずでしたが、段々と各選手結果を出すようになって来ています。

3150ファイトクラブ初勝利は文能駿祐選手(あだ名はシュン)

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

早い段階で1勝を挙げた文能駿祐選手。

判定は2-0で圧勝ではありませんでしたが、2ポイントは勝っていただろうという内容でした。

シュン君はこの試合が最初で最後となりました。

3勝1敗 フライ級の森本竜馬選手(あだ名はモリモ)

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

モリモのデビュー戦はアマチュアで1勝1敗の相手とのラバーマッチでしたが、この試合は相手が悪かった。

対戦相手の二階堂迅選手はアマで30戦近く試合している選手でその後2002年新人王トーナメントフライ級で優勝しています。

>>2022新人王フライ級東軍は叩き上げ、西軍はアマキャリア豊富な強豪揃い

2023年の新人王トーナメントにSフライ級でエントリーしたモリモも優勝候補の一人です。

>>3150ファイト大量参戦に令和の虎の長岡嶺!話題性ある西日本新人王

モリモの戦歴

  • デビュー戦は二階堂迅選手に敗北。
  • 2022年4月29日の3150FIGHT vol.2ではデビュー戦の折尾ジムの吉田拓也選手を2度倒しての完勝。
  • 2022年9月17日の3150FIGHT SURVIVAL vol.1でtorajiroブログでも一押しボクサーとして何度か紹介している対人恐怖症ボクサーRYOこと小川椋也選手と対戦し、1RTKOで勝利。
  • 2023年1月6日の3150FIGHT vol.4ではパンチ力のあるスパイダー根本ジムの芝野浩記選手と対戦して2RTKO勝利。
  • 2023年新人王トーナメントにSフライ級でエントリー。初戦はSURVAIVAL vol.4で山田定幸選手と対戦予定。

5勝1敗1分 ライト級の船橋真道選手(あだ名はふなっしー)

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

空手経験が豊富でファイトクラブメンバーの中では頭一つ抜き出た存在だったふなっしーは徐々にボクシングに順応し実力を発揮。

新人王トーナメントは全日本決定戦で敗れましたが、サイドの動きと豊富な手数が魅力的な選手です。

>>2022新人王ライト級3150ファイトふなっしー優勝の可能性は?

>>2022全日本新人王決定戦の展望勝敗予想・結果〜注目度は東軍も実力者揃いの西軍

ふなっしーの戦歴

  • デビュー戦は伊集院嵐選手相手にドロー。
  • 2021年12月16日の3150ファイト vol.1で白水勇馬選手に2ラウンドTKOにて初勝利。
  • 2022年4月29日の3150FIGHT vol.2ではサウスポーの選手清水新選手にフルマークの判定で勝利
  • プロ4戦目は回転力のある連打の中から左フックで五十嵐義貴選手を倒し、ようやくプロのリングで本来の力を出せるように。
  • 2022年9月11日(日)西日本新人王トーナメントの決勝もパンチ力のある笠井暉斗選手に見事勝利し見事優勝。
  • 2022年11月6日(日)新人王西軍代表決定戦も西部の強敵樋口優太選手を2者がフルマークの内容で勝利。
  • 全日本新人王決定戦は協栄ジムの強打者川口高良選手にダウンを奪われ判定負け。ガードの甘さという課題を残す。

全日本決定戦で見たリアルふなっしーは気合の入った表情が印象的でした。

(応援席のアディオスの髪の毛も目立っていました。)

どことなく侍のようなオーラを感じたふなっしー

3勝2分 スーパーライト級の佐々木る玖選手(あだ名はアディオス)

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

アディオスはスピードもあってボクシングも上手いのだけど、デビュー当初は組み立てが雑でスタミナ切れする印象でした。

アディオスの戦歴

  • デビュー戦は3150ファイト vol.0。定年引退前に復帰した駒井健太選手に後半荒っぽく攻めたところにパンチをもらいドロー。
  • 2戦目は2021年12月16日の3150ファイト vol.1でフルマークの判定勝利。深川隼人選手がやや消極的だった。
  • 3戦目はなんとミドル級で新人王トーナメントに参戦し、ハンマーゴリラ選手に2RTKO勝利。
  • 西日本ミドル級決勝は大島光容選手相手に引き分け敗者扱い。パワー負けを感じた。
  • 2022年11月27日に3150FIGHT SURVAIVAL vol.2で兄弟ボクサーの松岡蓮選手と対戦し、スピード差を活かして完勝。
  • 2023年新人王トーナメントにウェルター級でエントリー。

2022年はミドル級というほぼナチュラルウェイトの階級で参戦してパワー負け。

2023年は本来のウェルター級でエントリーしているので良いところまで進むでしょう。

>>2022新人王ミドル級は注目選手揃い。帝拳VS元K-1に決勝は亀田の刺客?

>>3150ファイト大量参戦に令和の虎の長岡嶺!話題性ある西日本新人王

3勝2KOのスーパーライト級の福重浩輝選手(あだ名はヒロキング)

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

強気な発言の目立ったキャラですっかりヒール的な人気者となったヒロキング。

皇治選手とのエキシビジョンマッチはボクシングのエキシビジョンとしては異例の注目を集めました。

ヒロキングの戦歴

  • デビュー戦は3150ファイト vol.1。ベイリー・アーロン・テオ選手相手に2度のダウンを跳ね返す大逆転KO勝利。
  • 2022年4月29日の3150FIGHT vol.2ではデビュー戦の日高飛佑佳選手に実力差を見せつけ1ラウンドKO勝ち。
  • 2022年9月17日の3150FIGHT SURVIVAL vol.1で名物ボクサーベジータ石川選手と対戦して判定勝利。
  • 2023年4月1日3150FIGHT SURVIVALvol.4で4回戦卒業を賭けて雨木拓翔選手と対戦予定。

皇治選手とのエキシビジョン、九州のタイ人アゲマンボクサーベジータ石川選手と対戦、中島玲選手、坂晃典選手とのエキシビジョンと、試合もエキシビジョンもフル稼働で目立った存在のヒロキング。

体は強いのでキャリアを積んで力んで振り回すスタイルが改善されれば面白い存在になるでしょう。

ライト級の北田章太選手(あだ名はブルドーザー)は2勝1敗

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

3150ファイトクラブ時代はブルドーザーというあだ名の通り不器用に前に出るスタイルだった北田選手。

プロデビュー後の成長は目を見張るものがあります。

ブルドーザーの戦歴

  • デビュー戦は3150ファイト vol.1で児島弘斗選手に3RTKO負け。
  • 2戦目はリーチがありジャブの上手い岡本一希選手相手に1ラウンド目から積極的に踏み込んで右ボディストレートを打ち、2ラウンド目に右ボディストレートと思わせての右ストレートがジャストミート。この一発でダウンを奪ってのTKO勝利。
  • 2022年11月27日の3150FIGHT SURVAIVAL vol.3で後藤宙選手にフルマークの完勝。ブルドーザー卒業の素晴らしいパフォーマンスを披露。
  • 2023年新人王トーナメントにエントリーし、初戦は4月1日のSURVAIVAL vol.4に出場予定。

デビュー2戦目はオール4回戦の興行で、7試合中3試合が選手の怪我や体調不良で中止、しかもチケットは一万円という鬼畜興行にてしっかりと結果を出しました。

>>チケットが高い!中止が多い!ボクシング興行の問題点を他の格闘技と比較

成長著しいブルドーザーの今後に期待!!

檜皮田知也選手(あだ名はサモア)は4勝目で初KO

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

サモアに関しては日本拳法の経験もあり、かなり良い選手なので期待していましたが、動きがやや直線的でガッと攻めた後で打ち終わり狙われたり、まだまだボクサーとしては荒削り。

持っているポテンシャルはとっても高いのですが。

サモアの戦歴

  • デビュー戦は3150ファイト vol.1で宮本時代選手に勝利も強引に攻めては打ち終わり狙われる。
  • 2022年5月14日に行われた3150FIGHT SURVIVAL vol.0でのデビュー2戦目は加藤匠選手相手にダウンも奪って結果的には完勝も距離が噛み合わず。
  • 3戦目も加藤匠選手と再戦し、フルマークの完勝もやはりパンチを振り回すクセは取れず。
  • 2022年11月27日の3150FIGHT SURVAIVAL vol.3ではふなっしーと対戦経験のあるサウスポーの清水新選手と対戦し、初のKO勝利。
  • 2023年新人王トーナメントはライト級でエントリーし、アマチュアキャリア豊富な宮川竜成選手と対戦予定。

4戦目でサウスポー相手にコンパクトな右を当てて一皮剥けた予感のあるサモアですが、新人王トーナメントで強敵相手にどんなパフォーマンスを披露出来るでしょうか。

双子大工ボクサー弟田尻浩司選手(あだ名はトランクス)は1勝2敗

出典:3150FIGHT公式サイトより

双子大工ボクサーの田尻選手の魅力はなんと言ってもパンチ力。

倒すか倒されるかのボクシングが面白い。

トランクスの戦歴

  • 3150FIGHT SURVIVAL vol.0で行われたデビュー戦は幸先良く序盤に左フックでダウンを先制しましたが、アマチュアキャリアのある宮地龍喜選手に逆転TKO負け。
  • 2022年9月17日開催の3150FIGHT SURVIVAL vol.1に出場し、強烈な左フックで阪口莉玖斗選手に1RTKO勝利。
  • 2022年11月27日の3150FIGHT SURVAIVAL vol.3は嶋田来生輝選手に2度ダウンを奪われ判定負けも試合内容は悪くなかった。
  • 2023年新人王トーナメントにフライ級でエントリーし、初戦は辻本レイヤ選手と対戦予定。

フライ級離れしたパンチ力は魅力的なので、倒すか倒されるかのボクシングで今後も盛り上げて欲しい。

辻中隼人選手(あだ名はトカゲ)はセンス抜群のボクシングでデビュー戦勝利

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

トカゲ君は3150FIGHT SURVIVAL vol.0でデビューし、運動能力の高さを感じる試合内容で勝利をゲットしました。

まだ17歳と若く、フィジカル面には相当課題がありますが、ちゃんと体が仕上がれば持ち前のスピードとボクシングIQの高いボクシングで対戦相手を翻弄するボクサーになってくれるでしょう。

上江洲タケシ(あだ名はバルボア)はハードなマッチメイクでデビュー戦は敗北

3150ファイトクラブ2期生で七福神に選ばれた上江洲タケシ選手は27歳とやや遅咲きのデビュー。

日本バンタム級王者の堤聖也選手や、ライト級王者の宇津木秀選手がいた黄金期の平成国際大学重量級を支えていたのが、この上江洲タケシ選手です。

プロになるまでの間にはブランクもあり、3150ファイトクラブのスパーリングを見ていた限りは動きはやや重たそうでした。

出典:【最終話】第二期七福神決定!果たして残ったのは誰だ!?そして脱落は!?

そんな上江洲タケシ選手のデビュー戦の相手は高校インターハイミドル級王者の実績を持つ仲野玲選手でした。

仲野選手のアマチュアでの戦績は27戦22勝5敗。

柔らかい筋肉で動きもしなやか、キレもありパワフルでKOを量産できそうなタイプのボクサーです。

いきなりデビューでこの相手はかなりハードなマッチメイク。

心配していたデビュー戦は案の定と言ったら言い方が悪いですが2RでのTKO負け。

上江州選手はブランクもあるデビュー戦としては厳しい相手でした。

仲野選手は要注目の選手でここから一気にタイトル戦線に絡む選手になる逸材です。

3150ファイトクラブデビューメンバーの現在の実力

デビュー当初は勝ち負けイーブントントンな感じだった3150ファイトクラブ出身の選手達もその後は順調に勝ち星を伸ばしています。

3150ファイトクラブ出身選手達のデビュー戦はどの試合も対戦相手がすごく良い選手でした。

  • モリモの相手の二階堂迅選手はアマ経験豊富で手足も長く、そう遠くないうちにタイトルに絡む選手になるでしょう。
  • ふなっしーのデビュー戦の相手伊集院嵐選手西日本新人王になりました。
  • アディオスのデビュー戦の相手駒井健太選手は既にプロで12戦も経験積んでいる相手でした。
  • バルボアの相手はインハイチャンピオン

プロのリングは1戦しているかしていないかは実はめちゃくちゃ影響が大きいです。

デビュー戦は初めて8オンスのグローブつけてヘッドギアなしで殴り合うので、距離感等諸々の勝手が違い練習通りの動きが出来ないもの。

一昔前で選手が豊富にいた時代でしたらデビュー戦同士とかで試合組めたかもしれませんが、今は選べる程プロボクサー自体がいませんから、知名度のある3150ファイトクラブのメンバーは簡単に勝てる相手と試合を組むことが難しかったのでしょう。

3150ファイトクラブ卒業生の多くは3150FIGHT、3150FIGHT SURVAIVALのリングで主に活躍しており、試合はABEMAで無料生配信されます。

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KWORLD3ジムに所属するキャリア組ボクサーの現在

続いて3150ファイトクラブ設立以前からキャリアを積んでいるボクサー達を紹介します。

亀田3兄弟の最終兵器 亀田和毅(契約解除)

出典:3150ファイトクラブ公式サイトより

亀田和毅選手は3150ファイトとの契約は解除しましたが、所属していた選手としてまだここに残しておきます。

TRY BOX 平成西山ジムに移籍後、1戦を経て旧協栄ジムの会長だった金平桂一郞氏と手を組んで新設された「TMKジム」に再び移籍。

2023年2月25日のTMKジム興行では亀田和毅選手がメキシコで目にかけたというSフライ級世界ランカーのレネ・ビビアーノ選手の試合も組まれました。

3150FIGHTとは別路線でメキシコにパイプを持つ亀田和毅選手の今後の動きも注目。

元WBA世界ミニマム級チャンピオン宮崎亮選手

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

宮崎選手は2016年にWBA世界ライトフライ級タイトルマッチの敗戦後に引退し、試合からは遠ざかっていました。

もう一度世界を狙うのは難しいでしょうが、今の位置をキープしていければ日本タイトルに絡む事は出来るかもしれません。

3150FIGHTでの戦歴

  • 2021年12月16日に3150ファイト vol.1で5年振りに復帰し、寺次孝有希選手に危なげなく勝利。この試合は対戦相手が決まらないため、勝利を収めた選手には100万の報酬が出されると発表されていました。
  • 2022年4月29日の3150FIGHT vol.2日本ミニマム級3位の栄拓海選手と対戦し、順当な判定勝利も調整失敗スタミナ不足が気になる。
  • 2022年8月14日の3150FIGHT vol.3で世界ランカーのアサエル ビリャル選手と対戦し、勝負の一戦でまさかの1RTKO負け。
  • 2022年11月27日の3150FIGHT SURVAIVAL vol.2で進退をかけた一戦はノーランカーながらランカー級の実力を持つ近藤冬真選手。ボクシングモバイルの勝敗予想でも近藤選手の勝利予想が上回っていましたが結果はドロー。何とかランキングを死守。
  • SURVAIVAL vol.4でKO率の高い中村祐斗選手と対戦。

大阪帝拳から移籍の三好竜太選手は移籍後大躍進中

出典:KWORLD3ジム公式サイトより

移籍初戦で見事KO勝利を飾った三好竜太選手。

おそらく一般人から見たら線が細くてすぐ倒せそうな選手に見えるでしょうが、ボクサーから見ると「あっこいつパンチあるな」と思わせる体型です。

こういう長身で手足が長く、スピードのある選手はパンチ力があります。

打ち下ろしの「ゴチーン!!」質なパンチが飛んでくることが容易に想像できます。

耐久力を懸念していましたが、複数試合観戦してその心配もない事がわかりました。

3150FIGHTでの戦歴

  • 3150FIGHT vol.2では池田拓輝選手相手に後半失速してのドロー。スタミナに難ありと思ったが後日鼻を骨折していた事が判明。
  • 2022年9月17日の3150FIGHT SURVIVAL vol.1では豊中勇左選手相手に前回のドローを忘れさせる派手なKO勝利。
  • 2022年11月27日の3150FIGHT SURVIVAL vol.2ではベジータ石川の刺客、加藤亜礼史選手に2RKO勝利。
  • 2023年4月16日の3150FIGHT vol.5ではランカーの関根幸太朗選手にアタック。

日本ランカーとなるのもそう遠くはないと見ていましたが、関根選手はいくら何でも強すぎるかな!?

ヘビー級ボクサー但馬ミツロ選手

出典:3150FIGHT公式サイトより

但馬選手に関しては自身の怪我と対戦相手次第なところもあり将来性は未知数ですが、西島洋介さんとのエキシビジョンでのパフォーマンスは圧巻でした。

ヘビー級でありながらスピードが圧倒的でパワーも文句なし

K-1に転向する前の京太郎選手と試合したら面白い事になっていたでしょう。

京太郎選手もスピードはありましたけど、「ヘビー級にしては」という前置きがありました。

京太郎選手は右ストレートを打つ時に後ろ重心で拳に体重が乗っていない感があったり、ボクサーとしては気になる点もある選手でしたが、但馬選手に関してはボクシング技術も一級品です。

亀田興毅さんが期待を寄せたのも頷けます。

腰の具合、練習環境、対戦相手、全ての条件が整っていけばもしかしたら!?

torajiro

と夢を見てしまう、そんな逸材であることに間違いはありません。

条件さえ整えばとんでもない高みに行く選手ですが、その条件を整えるのがヘビー級では難しい。

3150FIGHTでの戦歴

  • 2022年4月29日の3150FIGHT Vol.2で韓国ヘビー級3位のキム・サンホ選手相手にプロデビュー。何もさせず秒殺で圧倒しました。
  • 2022年8月14日の3150FIGHT vol.3では韓国ヘビー級王者のイ・ソンミン選手を1RTKO。
  • 2022年11月27日の3150FIGHT SURVAIVAL vol.3ではタイのナタポン・プランピマーイ選手をまたまた秒殺。
  • 2023年1月6日の3150FIGHT vol.4では京太郎選手相手に6R粘ったタイのスタット・カラレック選手を1分15秒でKO。
  • 2023年4月16日の3150FIGHT vol.5にも参戦予定。

対戦相手探しが難航するヘビー級においてこのペースは凄いことです。

フェザー級で再起!高田祈斉選手(通称靴磨きボクサー)

出典:3150FIGHT公式サイトより

亀田史郎さんが3150ファイトに誘った謎のボクサー。

この選手の詳細については以下の記事をご覧ください。結構良い線いきそうな選手です。

>>3150ファイト注目選手 靴磨きボクサーの素性・実力判明

高田選手は3150FIGHT vol.2に出場し、ボクシングファンの間では有名なベジータ石川選手と試合をしました。

>>3150ファイト注目カード!!ベジータ石川VS靴磨きボクサー

このベジータ選手に無事勝利し、高田選手は1勝1敗。

高田選手、いろんな意味で良かったですね。。

次戦は3150FIGHT vol.3に出場と良い流れが出来てきていると思いましたが、いつの間にかひっそりと出場選手から消えていました。

持病の治療がまだ終わっていないという話がありましたのでその影響があったでしょうか。

ピンチヒッターで2階級上げて出場した3150FIGHTの申し子陽光アダチジムの朝倉雅也選手は良く頑張りました。

2023年は新人王トーナメントにSバンタム級でエントリー。

優勝候補の一人と見ています。

松田→緑ジムと渡り歩いたアマエリート竹嶋宏心選手

出典:3150FIGHT公式サイトより

松田ジムから緑ジムに移籍し、但馬ミツロ選手と一緒に緑ジムから3150ファイトに移籍してきたのがこの竹嶋宏心選手。

竹嶋選手はアマ101戦82勝19敗という脅威の戦績を提げてプロに。

プロでは4連勝後に3敗1分と強豪相手に壁にぶつかっていましたが、

3150FIGHT SURVIVAL vol.2で蟹江ジムの曲者ボクサー干場悟選手相手に久々の白星を手にしました。

不思議なリングネームのマジスカ小坂選手

出典:3150FIGHT公式サイトより

マジスカ小坂選手は北九州のYANAGIHARAボクシング&フィットネスジムからKWORLD3ジムに移籍した選手。

移籍前の戦績は4勝3敗1分とまずまず。

4勝のうち3勝がKOなのでパンチもあるフェザー級のサウスポー。

天然ゆるキャラで面白い選手です。

移籍後初戦の3150FIGHT SURVIVAL vol.0で1ラウンドTKO勝利を上げました。

キャラは天然ですが左ストレートのキレは抜群。緩急があって良いですね。

この試合が評価され、マジスカ選手は次の3150FIGHTVol.3にも出場。

KO勝ちもKO負けも多い選手とのKO必至の1戦でしたが、最終ラウンドにダウンも取られ判定負け。

元々Sライト級で戦っていた高橋良季選手と元々フェザー級だったマジスカ選手とでは体格差がかなりあったように感じました。

世界へ再び緒方汐音選手

出典:3150FIGHT公式サイトより

かつて、後の世界チャンピオン花形冴美選手と試合をして勝利したこともある緒方選手。

現在世界ランクにも名前を連ねており、いつ世界戦が来てもおかしくない選手です。

約1年振りのの試合となった3150FIGHT SURVAIVAL vol.3では元OPBF女子ミニマム級王者の葉月さな選手を相手に勝利。下半身の安定感に練習量の多さを感じました。

インハイ3位のアマエリート中川凌太選手

出典:3150FIGHT公式サイトより

キャッチフレーズは浪速のカネロ。

3150FIGHT SURVIVAL vol.2でプロデビュー。デビュー戦がモンゴル人選手で緊張したでしょうが1R目にダウンを奪い、タフな選手を4Rに仕留めました。

ウェルター級の選手なので今後も派手なKOで興行を盛り上げる試合が期待されます。

プロ2戦目は上江洲タケシ選手をKOした仲野玲選手と対戦しドロー。

序盤に有効打を結構もらっていたので負けたかな?と思いましたが後半追い上げました。

3150FIGHTがプロモートする選手情報

専属プロモート契約第1号の奈良井翼選手

出典:3150FIGHT公式サイトより

3150FIGHT SURVIVAL vol.1での激アツな試合が評価されて3150FIGHTの専属プロモート契約選手第1号となった奈良井翼選手。

2023年1月6日3150FIGHT vol.4で強打の日本ランカー一道宏選手と対戦してやや安全運転な判定勝利。

期待されたKOはなかったですが、上を目指す上での総合力の高さを見せた一戦でした。

兄弟世界王者を目指す力石政法選手

3150FIGHTは2021年12月16日の興行から緑ジムに所属する力石政法選手をプロモートしています。

出典:3150FIGHT公式サイトより

力石選手は長身から切れ味鋭い左ストレートを打ち込むサウスポーのソリッドパンチャー。

3150FIGHT vol.2にも出場予定でしたが、急遽タイトルマッチのオファーがあり、2022年5月15日に東洋太平洋スーパーフェザー級のタイトルマッチに出場

対戦相手の渡邉卓也選手はタイトルマッチ常連の強敵でしたが、なんとこの強敵をフルマークで完封。

力石選手が東洋太平洋チャンプとなった事で3150FIGHTの興行にも拍がつきました。

タイトルを獲得した力石選手は再び3150FIGHTに戻り、3150FIGHT vol.3では左アッパーでの見事なワンパンチKO防衛を果たしました。

2023年1月6日3150FIGHT vol.4では木村吉光選手との国内最強を決める1戦は2Rに左フックでグラつかされながら、3,4Rにダウンを奪い5Rに左アッパーでKO勝利。

3150FIGHT出場以前はチャンスがなくて腐りかけていた力石選手ですが、世界が現実的になってきました。

田舎のホープ福永宇宙選手は一気に注目選手へ!

3150FIGHT vol.3で最も熱い試合をした福永宇宙選手。

出典:3150FIGHT公式サイトより

無敗の全日本新人王、高知の星として出場した一戦でJBスポーツジムの山下賢哉選手と一進一退の壮絶などつき合いをして会場を沸かせました。

出典:ABEMA 3150FIGHT vol.3より

この試合まではまだ強敵との対戦がなく、試されていない面もあった福永選手。

おとなし目なキャラの福永選手を試合前の煽り動画から挑発し、試合では激しいどつき合いに巻き込んで会場を沸かせ、福永選手の実力を証明し、注目選手に押し上げたのは山下賢哉選手の功績でしょう。

山下選手も次の3150FIGHTで観てみたいと多くのファンが思ったのではないでしょうか。

3150FIGHTの常連・注目選手

KWORLD3ジムにも所属せず、3150FIGHTでプロモートしている選手ではないけれど、3150FIGHTに出場して注目された選手を紹介します。

3150FIGHTの申し子朝倉雅也選手

出典:3150FIGHT公式サイトより

陽光アダチジムに所属する朝倉選手達はデビュー戦から3150FIGHTのリングに上がり続ける選手。

デビューが3150FIGHTは恵まれていますが、3戦目は突然のピンチヒッターで普段から2階級上げてフェザー級での試合でした。

準備期間の問題もあるし、階級も普段の2つ上は厳しい試合でしたが、その後すぐにチャンスをもらい3150FIGHT SURVAIVAL vol.3のリングへ。

そして文句なしの判定勝利で3勝目を手にしました。

将来が楽しみな若手ボクサーでしたがこの試合を最後に朝倉選手は引退のよう。

今後はMMAファイターとして挑戦されるようです。

まだ若いし大きな舞台に上がってくることに期待しています。

3150FIGHTのエンタメ性を高めたベジータ石川の芸人魂

ベジータ石川選手が初めて3150FIGHTに出場したのは3150FIGHT vol.2。

この興行で入場に始まり入場に終わりまで、会場を大いに盛り上げてくれました(笑)

>>3150ファイト注目カード!!ベジータ石川VS靴磨きボクサー

その功績が評価され、引退表明していたにも関わらず再び3150FIGHTからオファー。戦う階級も57キロから62キロに上がりヒロキングと対戦。

階級も一気に上がるし流石に厳しいかと思われましたが、そこはマニーパッキャオばりに6階級にまたがって試合をしてきたベジータ石川選手。華麗なるディフェンスでヒロキングの強打を悉く封じて見せ場を作りました。

>>ベジータ石川の戦闘力。ヒロキング戦で見せたベテランサウスポーの技術と芸人魂

ベジータ石川選手の活躍でベジータ選手が所属する折尾ジムはすっかり3150FIGHTの常連ジムとなり、折尾ジムの選手が試合をする時にはベジータ石川選手がベジータとなってセコンドをするという余興が一つ加わりました。

NHKでも紹介された対人恐怖症ボクサー小川椋也選手

デビューの前からYouTubeチャンネルを知って気になっていた対人恐怖症ボクサーRYOこと小川椋也選手。

対人恐怖症の引きこもりからプロボクサーになる過程が視聴出来る小川選手のYouTubeチャンネルはリアルでとても面白いです。

小川選手に関しては以下の記事で詳しく紹介していますので是非ご一読ください↓

>>対人恐怖症ボクサーRYOが新しいボクサーの集客モデルを作る!?

その他3150FIGHT出場選手情報

3150FIGHTは急速に拡大しており出場選手は爆増。

SURVAIVALのオーディション開催も決まり、この勢いは更に加速しそうですので、所属ジム別に出場選手をまとめた記事を作成しました↓

3150FIGHT

3150FIGHT出場選手の所属ジム一覧から描くストーリー〜公平なプラットフォームの実現へ

2023/2/12  

3150FIGHTの出場選手を所属ジム別に紹介。所属ジムとその地域を見ていくことで、3150FIGHTの今後が見えてきます。3150FIGHTに選手を送り出すジムが今後どこまで増えていくかに注目。

3150ファイトクラブメンバーの注目選手

最後に3150ファイトクラブでデビューした選手の中から注目している選手を紹介します。

注目選手の1人目はサモアこと檜皮田知也選手。

軸がしっかりしていて全然ブレないし、キレも良く、結構良い選手になるんじゃないかと見ています。

右ストレートが全部スイングで真っ直ぐ打ち抜けない課題が克服されれば一気に化けると信じています。

注目選手の2人目が5月14日の3150FIGHT SURVAIVAL vol.0でデビューしたトカゲこと辻中隼人選手。

辻中選手はフットワークが良いですね。パッと見て、あーこの子運動神経良さそうと思いました。

変な癖もないし、あんまり華はないけど確かな実力をリング上で披露してくれるでしょう。

僕も昔プロボクサーをしていましたが、とかげ君のような全体的にまとまっていて運動神経が良く、フットワークのある選手はやっていて嫌でした。

長く続ければ良いところまで行くと思います。

まとめ

以上、3150ファイトクラブ卒業生、移籍組選手、3150FIGHTでプロモートする選手、の現状紹介でした。

総じてファイトクラブ卒業生は変な癖がなくてバランスが良い。

プロで結果を出すのは簡単ではありませんが、今の練習を続けていれば必ず3150ファイトクラブ卒業生が注目される時が来るでしょう。

推しのサモアとトカゲがこれからリングに上がってどう成長していくのかも楽しみです。

そしてお化け興行となった3150FIGHTにファイトクラブ出身者がどう絡んでいけるかに注目です。

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torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。ボクシングニュース、3150FIGHTネタ、各種ボクシングデータ、新人王トーナメント、選手紹介等のボクシングブログを書いています。

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