2023 新人王

2023全日本新人王決定戦の見どころ・勝敗予想・観戦記〜今年は中日本ボクサーに注目!!

torajiro

ボクシングファン歴25年。プロボクサー歴3年。ボクシングブロガー歴2年。一人でも多くのプロボクサーの戦った証をネット上の記事として残していきたいと思いブログを開設。

こんにちは。新人王トーナメントが大好きなボクシングブロガーのtorajiroです。

僕の生き甲斐の一つ、新人王トーナメント2023年の全日本決定戦が終了しました。

2023年の新人王トーナメントは中日本の選手達が大躍進。

西軍代表の内訳も以下のとおり中日本が最多。

  • 中日本 5選手
  • 西日本 4選手
  • 西部日本 3選手

sakanaチャンネルさんで中日本新人王の試合を視聴してきましたが、2023年は本当に中日本ボクサーのレベルが異常に高い。

中日本ボクシングの応援隊長ボクシング選手名鑑のせきちゃんも嬉しくないわけがない。

しかし東軍も負けてはいない!!

元々注目されていた選手に加え、トーナメントの中で台頭してきた一風変わった選手まで、東軍代表もタレントが揃っている。

この注目の2023年全日本新人王決定戦の見どころ・勝敗予想・観戦記をまとめました。

2023年12月23日(土) 14:00からライブ配信の予定です。

ミニマム級4回戦 北野武郎(大橋) VS 坂田一颯(S&K)

試合の見どころ・勝敗予想

東西の技巧派サウスポー同士の対決。

2022年度の新人王トーナメントから個人的に推している選手は西部の坂田一颯。

サウスポースタイルでアマチュアキャリアもありバランスも良く穴のないボクサーですが、2022年は中日本の宮澤漣斗選手の右をもらい1Rにダウン。

その後追い上げるも僅かに及ばず。

そこから度重なる対戦相手の棄権により1年間リングに上がれなかった坂田一颯。

西軍代表決定戦は試合間隔が空き過ぎている点が気になるも、上田るか選手に4RTKO勝利。

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遂に坂田一颯が後楽園ホールにやってくる(待ってました)!!

しかしその決勝の相手は大橋ジムの無敗のサラブレッド北野武郎選手。

お父さんは元日本ランカーの北野良さんで、現在大橋ジムでトレーナーをされております。

親子鷹で活躍中の北野選手の魅力はフワッとした柔らかなフットワークからのワンツー。

デビュー戦は相手を圧倒しながらもどこか攻めきれない印象も持ちましたが、東の決勝ではファイターの杉浦義選手相手に真っ向から打ち合い杉浦選手を下がらせる場面もありました。

足も使え、打ち合っても強い北野選手。

この牙城を崩すのは容易ではないか。

torajiro

坂田一颯選手の技術が足を使っても打ち合っても強い北野武郎選手にどこまで通用するか!?

推しは坂田一颯ですが、予想としては北野武郎選手の勝利。

試合結果 優勝は坂田一颯

1R、坂田選手が右ボディジャブで先手を取る。ワンツースリーをヒットさせ、ラウンド終盤にワンツーがクリーンヒット。

北野選手は後手に回るが冷静にジャブからボディ。

2R、北野選手がジャブとフットワークで立て直し、ワンツースリーを浅くヒット。

坂田も右フックを返すが、ペースは北野選手が取っている。

3R、このまま流れが北野選手に傾くかと思ったが、坂田選手は序盤からヒットさせていた右ボディジャブをフェイントに右フックをクリーンヒット。更に左ストレートに繋げる。

北野選手の打ち終わりに右フックもクリーンヒット。

4R、劣勢の北野選手が前に出て左ストレートを打ち下ろす。坂田選手も打ち返すが北野選手の左が目立つ。

試合はドロー。

優勢点は2対1で坂田選手。

第1試合目からビックリの展開が待っていました。

Lフライ級4回戦 磯金龍(大橋) VS 上蔀哲汰(S&K)

試合の見どころ・勝敗予想

パンチがあって派手な左右アッパーを振る東軍代表サウスポーの磯金龍選手は一方でガードがやや不安。

パンチを思い切り振り切る分ガードが下がる傾向にありますが、それでも試合を重ねる中でそこも修正されています。

西部から勝ち上がってきたS&Kジムの上蔀哲汰選手もサウスポーの選手でここまで5戦5勝2KO。

5戦のうち4戦で対戦相手からダウンを奪っており、試合映像もいくつか観ましたがリラックスした動きで当て感がある。

西軍代表決定戦でも西日本敢闘賞の寺下列選手からダウンを奪っています。

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磯金龍選手の攻撃全振りか!?上蔀選手の当て感、総合力か!?

磯金選手は東の決勝では終盤疲れてやや失速し、早坂選手の右を綺麗にもらう場面もあったので、この試合は上蔀選手の勝利と予想します。

試合結果 優勝は磯金龍

1R、遠い間合いで探り合うがこの距離は磯金選手有利か。磯金選手がワンツーで先制。上蔀選手も右ボディ?から左ストレートを打ち下ろし反撃。ポイントは微妙だが磯金選手の強打の印象が強い。

2R、上蔀選手がワンツーフックをヒット。その後は磯金選手の強打に上蔀選手も中に入れず、磯金選手も飛び込んでの右フックをガードの上から叩きつける。

終盤上蔀選手が左ストレートをヒットさせてポイント取ったか。

3R、上蔀選手が前に出てワンツーで磯金選手の腰を落とす。チャンスに打ちにきた上蔀選手に磯金選手も左を返す。

有効打では上蔀選手だが磯金選手の強打も目を惹く。上蔀選手のラウンドだと思ったがポイントは割れたかも。

4R、両者激しく打ち合うが手数と有効打は上蔀選手か。磯金選手も上蔀選手が大振りになったところにジャブをコツコツヒットさせる。

判定はドローながら優勢点は磯金選手。

強打の印象が良かったのか?割とブロックしていたように見えたのだが。やや上蔀選手にとっては気の毒な判定に感じました。

僕の採点は39:37で上蔀選手でした。

フライ級5回戦 高熊龍之介(松本ACE) VS 坂井涼(畑中)

試合の見どころ・勝敗予想

両選手とも2度目の挑戦で決定戦まで勝ち上がってきた選手。

高熊選手は長身からのノーモーションのジャブにガードも良く、接近戦での左ボディも魅力。

8戦して7勝3KO1敗という素晴らしい戦績。

しかし中日本から勝ち上がってきた坂井涼選手はアマチュアで24戦19勝(6RSC)5敗の戦績を誇り、プロでも4勝2KO1敗。

坂井選手はリング上で大きく見え、高校アマチュア上がりの選手に見られるパワー負けも一切ない感じない。

大学アマを経てプロ入りした選手のような体の強さも持っています。

攻めている中でも打ち終わりのガードがしっかりしており被弾も少ない。

torajiro

ガードの良い両者。決め手となるのは攻撃力か!?

坂井選手がテンポ良く攻撃を仕掛け、高熊選手が迎え撃つ展開で試合が進み、勝利するのは坂井涼選手と予想します。

試合結果 優勝は坂井涼

坂井選手陣営には田中恒成選手も応援に。

1R、坂井選手が接近戦のボディで先制。高熊選手も返すが坂井選手のガードが固い。中間距離も坂井選手がジャブからワンツー。体の位置を変えてボディから上に繋げる。

2R、坂井選手がボディから上に繋げる。高熊選手の右を外してジャブからワンツー。

高熊選手も左フックダブルから右をヒットさせるが劣勢。

3R、高熊選手ジャブで先手を取るが坂井選手にワンツー左ボディで反撃される。坂井選手は左ボディが力強く、下から崩して左アッパー右ストレートもヒット。

4R、やや落ち着いたラウンド。高熊選手も得意の左フックが出て一進一退ながらガードの良さ、パンチの威力でやはり坂井選手優勢。

5R、接近戦でボディを叩きあう中、高熊選手が右で坂井選手のバランスを崩す。終盤にも高熊選手の強打が当たり、坂井選手が大きくバランスを崩す。大チャンスも高熊選手倒しきれず。この試合初めてポイントを取り、最後に見せ場を作った高熊選手に拍手!!

判定は3対0で坂井選手の勝利。

Sフライ級4回戦 佐藤祐(三迫) VS 藤野零大(カシミ)

試合の見どころ・勝敗予想

無尽蔵のスタミナで最初から最後まで手数だけでなくフットワークも落ちない佐藤祐選手。

ただ手数を出すだけで無く、接近戦の中でバックステップやサイドの動きで空間を作ってパンチを当ててくる。

これを最初から最後までペース落とさず続けてくるところが佐藤選手の嫌なところ。

対する中日本新人王の藤野零大選手の魅力はパンチ力。

4戦3勝3KO1分の戦績が示すとおり、一発一発のパンチにキレと伸びがあって破壊力抜群。

中日本の優勝候補だった犬塚音也選手との1戦は引き分けでしたが、犬塚選手の猛攻に対して中間距離からのキレある強打で対抗。

映像では犬塚選手がやや上回ったかに見えましたが、会場では藤野選手のパンチ力が目立ったのでしょう。

torajiro

佐藤祐の無尽蔵のスタミナか!?藤野零大の破壊力か!?

勝敗予想ですが、この試合が5Rだったら終盤追い上げて佐藤祐選手の勝利を予想しますが、4Rなので序盤のリードを守り切って藤野選手が勝利すると予想します。

試合結果 優勝は藤野零大

1R、藤野選手が距離の開いた場面で左フック右ストレートを叩きつける。佐藤選手が仕掛ける接近戦もバックステップで距離を作り左ボディ。終盤に右アッパーも見せた。

2R、藤野選手が左ダブルから右ストレートで佐藤選手の顔を跳ね上げる。佐藤選手は得意の接近戦に持ち込みたいが、接近しても押し合いになってしまいパンチに繋げられない。

3R、佐藤選手が距離を詰めて右をクリーンヒット。

その後は揉み合う場面が続くが佐藤選手のサイドに回っての攻撃が機能し始めた。

4R、最後は揉み合いの展開の中、距離を作ってパンチを当てていたのは藤野選手。

判定2対1で割れるも藤野選手の勝利。

僕の採点は39対37で藤野選手。

佐藤選手は得意の接近戦が揉み合いになってしまい手数とスタミナを活かせず。

判定が割れたのはやや意外でした。

バンタム級5回戦 三浦良斗(ワタナベ) VS 森口山都(クラトキ)

試合の見どころ・勝敗予想

デビューから3戦勝ち星のなかったところから3連勝で全日本決定戦まで駒を進めた三浦良斗選手。

過去の試合映像と直近とを比べると見違えるように強くなりました。

元々は非力な印象でしたが逞しくなりましたね。

ただ、西軍代表の森口山都選手は7戦6勝2KO1分で戦績も良く、腰の入った左ボディを突き刺してくる実力者。

三浦選手も成長しましたが、現段階の両者を比べると森口選手が大きな差を付けて勝利するのではないかと予想します。

三浦選手が勝つには距離が鍵になるか。

torajiro

自力で勝る森口山都に三浦良斗が足を使ってペースを崩せるか!?

三浦選手は踏み込みが鋭いので。遠い間合いから出入り使って撹乱出来ればもしかしたら。

試合結果 優勝は森口山都

1R、森口選手の強烈な左ボディから左フック右ストレートまで繋げる。痛そうなパンチで早々に三浦選手の顔をはらす。

三浦選手は右を狙うがバックステップで外される。

2R、森口選手のボディからの攻撃に三浦選手は後手。打ち終わりに返すがクリーンヒットは奪えない。終盤に三浦選手は浅く右をヒットさせるが森口選手の攻勢が続く。

3R、お互いにカウンターを狙い手数少なめ。右から左フックを返し左ボディを叩き森口選手ペースは変わらず。

4R、森口選手足を使って中間距離で右アッパーからの返しのフックが効果的。

客席からの「右バッチン」の声援に口元微笑んだように見えた森口選手。

5R、最後は三浦選手が自分から攻めて相打ち狙い。右から左を返す。

僕の採点は最終ラウンドは三浦選手。

判定は3対0で森口選手の勝利。

左ボディの印象が強い選手でした。

Sバンタム級5回戦 須藤大和(伴流) VS 武藤涼太(松田)

試合の見どころ・勝敗予想

サウスポー同士による対決。

須藤選手の7戦7勝4KOという戦績は素晴らしいですが、アマチュアで29戦19勝10敗のキャリアを誇る武藤選手はとても良い選手です。

西軍代表決定戦では実力者の田甫吉駿選手からダウンを奪い勝利を手にした武藤選手。

須藤選手は左ガードを顎にしっかり付けてそこから真っ直ぐ飛んでくる左ストレートがオーソドックスにとっては嫌なパンチですが、武藤選手も同じサウスポー。

サウスポー同士の試合でサイズも武藤選手の方が大きく、スピードでもパンチ力でも武藤選手が上回っているので、武藤選手が勝利すると予想します。

しかし須藤選手の特別スピードは感じないが、リラックスした動きは向かい合った時に感じる強さがあるようにも感じます。

力みがないから見た目のスピードよりも対峙して感じる速さがあるように見える。

torajiro

武藤涼太の目に見える強さか!?須藤大和の目に見えない強さか!?

やってみないと分からない一戦。

(須藤選手のようなボクサーは目に見えない強さがあるので、この試合は予想を外しそうな予感が、、)

試合結果 優勝は武藤涼太

1R、武藤選手が出入りしつつペースを取る。ジャブの差し合いから左ストレートボディをヒット。

須藤選手もディフェンス良く右フックを狙う。

しかし武藤選手がコーナーに詰めたところで得意のアッパーからの右フックでダウンを奪う。須藤は立ち上がるもフラつきレフェリーストップ。

客席情報によると左を負傷していたらしい武藤選手。不安要素がある中見事な勝利でした。

フェザー級5回戦 牧田健之介(RK蒲田) VS 石崎大二朗(LUSH)

試合の見どころ・勝敗予想

フェザー級の圧倒的優勝候補だった山川健太選手をワンパンチKOで下して東を制したダークホースのアニヲタボクサー牧田健之介。

牧田選手の魅力は何と言っても1発の強打。

フィリピン人ボクサーのような1発1発の強打は迫力満点。

東の決勝だけでなく、準決勝でもアマチュアキャリア豊富な山森唯暁選手を右の1発で仕留めています。

強打のアニヲタワンパンマン牧田選手に対し、中日本の石崎大二朗選手の強みは大きな体でガンガン前に出るフィジカル。

当日計量で7kg以上増やしてくる石崎選手はリング上でも2階級くらい違うのでは?と思う程に大きく見えます。

フィジカルは強い石崎選手ですが、前に出る分被弾はします。

グイグイ前に出て石崎選手がフィジカルで押し切るか、その前に牧田選手の強打が炸裂するか。

前に出る分パンチの威力を殺すことは出来るけれど、その分パンチはもらう。

torajiro

アニヲタワンパンマン牧田健之介のワンパンチか!?石崎大二朗のゴリゴリフィジカル接近戦か!?

どちらにも可能性のある1戦ですが、ここはこれまでの勢いで牧田健之介選手のKO勝利と予想します。

試合結果 優勝は石崎大二朗

1R、グイグイ前に出る印象の強い石崎選手が普段の接近戦ではなくジャブから組み立て。牧田選手の強打を警戒したボクシングでリーチと体格差を活かした戦い方。牧田選手は殆ど手を出さなかったがタイミングの良い右があった。

2R、石崎選手は牧田選手の間合いに決して入らずジャブからワンツー。ガードの上だがパワーがある。

牧田選手はカウンター狙いを変えず。見る場面が続く。

3R、石崎選手がリーチ差を活かしてジャブを上下に打ち分け牧田選手を中に入らせず。

牧田選手は距離に入れずボクシングが出来ない。

4R、石崎選手が足を使って華麗にアウトボックス。牧田選手のフックは空を切り続ける。石崎選手はジャブで翻弄しては右で飛び込む。

5R、最後も石崎選手は不敵な笑みを浮かべながらアウトボックスして牧田選手を完封。牧田選手はリーチ差に加えて体格差もある石崎選手にフックが最後まで届かず。

これでLUSHジムからは2022年の佐野遥歩選手に続いて2年連続の新人王が誕生。

2024年は藤本翔大選手が続くでしょうか!?

Sフェザー級5回戦 下村佳輝(三迫) VS 小松直人(森岡)

試合の見どころ・勝敗予想

東のライオン下村佳輝選手は1Rから獰猛に獲物に襲いかかり、これまで6戦5勝5KO1分という戦績。

全日本も間違いなくスタートから小松直人選手に襲いかかっていくでしょう。

西日本新人王の小松直人選手はしっかり半身に構えたサウスポースタイルで懐深くやりづらいタイプ。

技術戦になれば小松選手のやりづらさが発揮されるでしょうが、下村選手はお構いなしに前に出てくるでしょう。

torajiro

東のライオン下村佳輝が食い潰すか!?小松直人が突進に一撃を合わせるか!?

序盤に下村選手が前に出てきたところを小松選手が左ストレートで迎撃する可能性もありますが、下村選手が倒し切ると予想します。

下村選手は前戦でかなりアッパーをもらっており、サウスポーの左アッパーをもらいそうな印象はあるのですが、小松選手が左アッパーを打つ印象があまりない。

おそらくですが、左グローブの構え方的にも小松選手は左アッパー苦手ではないだろうか。

試合結果 優勝は下村佳輝

1R、下村選手が前にでるところに小松選手左から右フックで迎え打つ。下村選手がコーナーに詰めるが小松選手打ち勝って下がらせる場面も。

2R、下村選手がコーナーに詰めて右ボディから左フックでダウンを奪う。

小松選手もこのピンチに打ち合い右フックをカウンターで決める。

3R、激しい打ち上いの中でお互いのフックが顔面をとらえるが下村選手がやや優勢か。

4R、激しい打ち合いの中、下村選手のコンパクトな右が効果的。消耗してきた小松選手に最後は下村選手の右がヒット。小松は目を痛めたそぶりを見せ、ここで下村選手がまとめるとダウンと同時にコーナーもタオルを投入。

試合途中から腫れていた小松選手の目が心配。

ライト級4回戦 西畑直哉(T&H) VS 児島弘斗(黒崎KANAO)

試合の見どころ・勝敗予想

この試合は児島選手の最近の状況が分からないので予想が難しい。

3150ファイトクラブのブルドーザーこと北田章太選手とのデビュー戦を観た限り、身体がとても強くてガードも良いから崩れることもない。

ナチュラルな身体能力的な強さを児島選手からは感じました。

戦績が3戦3勝3KOなのも頷ける。

たぬたぬ

ブルドーザー何でこんな良い選手とデビュー戦しちゃうのよ、、

と嘆いた記憶があります。

T&Hジムの西畑選手は突出したものはないけれども基本に忠実でハートが強く、練習量の多さを感じるボクサー。

混戦になった時に最後気持ちで勝ち切れる選手ではなかろうか。

torajiro

児島弘斗のポテンシャルか!?西畑直哉の練習量(多そうなボクシング)か!?

デビュー戦を観た時の身体の強さの印象があるので、その後の成長込みで児島選手の勝利と予想はしてみますが、この試合はやってみないと分からない。

試合結果 優勝は西畑直哉

1R、小島選手はフットワーク良くワンツーはガードの上だが威力がある。

ボディワークで西畑の攻撃をかわし右を返す。しかし終盤西畑選手の右がクリーンヒット。

2R、小島選手はフックを強振するが空を切る。西畑選手は大振りせずにコンパクトなパンチを的確に決めてダメージを与える。西畑選手の打ち下ろしの右が再三決まり、ダメージが蓄積した小島選手はロープにもたれかかるようにダウン。ダメージが深くレフェリーが試合を止めた。

小島選手の運動能力の高さは驚異的だったが、西畑は良く練習してきたはず。頭も冷静。

自分は不器用で才能もないけどここまで来れた、やりたい事があればチャレンジしてみてくださいと早口で一気に喋る西畑選手の不器用さは好感持てた。

Sライト級4回戦 川村英吉(角海老宝石) VS 宮川竜成(尼崎亀谷)→宮川選手棄権

試合の見どころ・勝敗予想

両者ともにアマチュアキャリアがあり、今大会一番の技術戦になると予想する一戦。

川村選手の一番の武器はリラックスした状態から「行くぞ!」というためがなくスッと飛んでくる左ジャブ。

あれはなかなか反応しづらいと思います。

下半身もしっかりしていてパンチも重そう。

サウスポーの宮川選手はフットワークがあってテンポが早く、アマチュア上がりのサウスポーという印象が強いボクサー。

西日本の決勝では3150ファイトクラブ出身のサモアこと檜皮田知也選手とダウン応酬の激アツな試合を見せました。

予想が非常に難しい1戦。

長丁場ならガードも良くて一定のペースを保って崩れない川村選手が後半のラウンドを支配していくでしょうが、この試合は4R。

4Rであれば宮川選手がハイペースで攻めて逃げ切るのではないかと予想。

試合結果(宮川竜成選手怪我による棄権)

今大会一番の技術戦になる。全対戦カードの中で最も予想が難しい1戦ととても楽しみにしていた1戦でしたが、残念ながら宮川選手の怪我によりこの試合は中止。

こればっかりは仕方がない。

本人もここで勝って日本ランカーになるつもりでいたでしょう。

川村英吉選手は全日本に出られない悔しさはあるかもしれませんが、連戦の疲れ、ダメージもあったでしょうし、戦わずして優勝です。

6回戦、8回戦になればもっと川村選手の持ち味は活かされてくるでしょう。

何だか仕方ないじゃないかと自分に言い聞かせるような書きぶりですが、こればっかりは本当に仕方がない(繰り返し)。

(サモアと激闘を演じた宮川選手を生で見たかったなぁ。。)

ウェルター級4回戦 須賀大地(オークラ) VS 松岡蓮(浜松堀内)

試合の見どころ・勝敗予想

東と西のファイター同士による決定戦。

須賀大地選手はスタンス広く変則的に左右フックを振るがこのパンチが硬くて重い。

中日本新人王の松岡蓮選手もファイターなので序盤から激しい打ち合いになることが予想されますが、試合が長引けば長引くほど須賀選手優勢になるでしょう。

これまで観てきた試合で須賀選手は運動量豊富ながらスタミナ切れがない。

一方の松岡選手はラッシュが凄いからというのもありますが、後半失速する場面も。

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勝った試合は全てKOの松岡選手が序盤で仕留めて昨年怪我で決定戦を辞退した弟の松岡陸選手の無念を晴らせるか?
それとも須賀選手が重硬い左右フックに上下の打ち分けでダメージを与えてポイントをピックアップしていくか?

個人的予想は須賀選手の勝利。

試合結果 優勝は須賀大地

1R、須賀選手の遅れて飛んでくる左右フックが松岡選手の顔面をとらえる。真っ直ぐ突き刺すジャブで松岡選手中に入れないが、終盤にコンビネーションから右で反撃。

2R、須賀選手がジャブに右合わせるが、松岡選手がショートの右でダウンを奪う。

3R、須賀ボディジャブからオーバーハンドの右を決めて松岡選手の動きを止める。このラウンド再三須賀選手の右が入り松岡選手は守勢に。

4R、お互いの右がヒットするが、最後手数を出し切ったのは須賀。ポイント取り返したか。

判定は2対1で割れたが須賀選手の勝利。

松岡選手はどこかでパンチをまとめる場面があれば違う結果になったのでは。惜しかった。

ミドル級5回戦 赤井英五郎(帝拳) VS 冨永一希(仲里)

試合の見どころ・勝敗予想

毎回会場大興奮の打ち合いをする赤井英五郎選手と、長身サウスポーの西日本新人王冨永一希選手による決定戦。

総合力、後半のスタミナを考えると英五郎選手優位な気がしますが、果たしてサウスポー相手にどうなのだろう。

サウスポーにとっては自分よりリーチがなくて正面向いて前進してくるボクサーは格好の餌食。

右を散らして距離を測り、入ってきたところに左を入れて右フックで回して。

そんなセオリー通りの展開に持ち込めたら冨永選手が完封する展開も有り得ます。

が、身体の大きな冨永選手は後半疲れてバランスが崩れ、反応が悪くなる印象があります。

torajiro

冨永一希がリーチを活かして捌き切るか!?英五郎が捕まえるか!?

富永選手は1,2Rくらいまではセオリー通りのパターンでポイントを取れても、3R以降は失速して英五郎選手に捕まるのではないか。

マッチョパパとの試合でも英五郎選手はフルラウンド手数が出続けていたので、この試合は英五郎選手の勝利と予想しておきます。

試合結果 優勝は冨永一希

1R、富永選手ジャブで距離をキープし、左ストレートを突き刺しダウンを奪う。英五郎選手は体が正面向いて外を取られているので真っ直ぐの左をもらってしまう。

2R、英五郎選手は頭を振って映画のロッキーみたいな猛突進から左フックストレートでダウンを奪う。正面向いている弱点を頭を振る事でカバー。

3R、突進する英五郎選手に富永選手は左を合わせ、更に左を突き刺して連打をまとめたところでレフェリーが試合をストップ。

2023年全日本新人王決定戦はU-NEXTで配信!!

以上、2023年度全日本新人王決定戦の見どころと勝敗予想でした。

事前の僕の予想が全部当たった場合、東軍の5勝、西軍の7勝。

結果は棄権も含めて東軍の5勝、西軍の7勝。

数字だけ見ればピッタリも、実態としては当たった試合は6試合でした。

世界を狙える逸材と見ている北野武郎選手が引き分け敗者扱いなった結果は意外でした。

坂田一颯選手は昨年の新人王から応援していて今回も坂田選手からチケットを購入したのですが、それでもまさか勝てるとは思っていませんでした。

本当に素晴らしいボクシングをしました。

フェザー級の石崎大二朗選手はサイズのデカさとフィジカル活かしたファイタースタイルだったものが決勝でまさかのアウトボックス。

これにも本当に驚きました。

赤井英五郎選手は映画のロッキーのような頭を振りながらの突進は昭和のボクシングで会場は大興奮。華のあるボクサーでした。

今年も数々の名勝負が繰り広げられた全日本新人王決定戦はU-NEXTで配信しておりますので是非ご覧になってみてください。

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